此処は何処だろう?俺は死んだのか?でもどうして意識がある?
目が覚めて辺りを見回す
此処は見覚えのある景色が広がっている学校の屋上だった
見慣れた屋上でも違和感があり普段は無い神社が屋上に建っていた。そして俺は砦の真下に座っていた
目の前には身長が低い男性が立っていた。服装は明治,大正ぐらいの服だろうか。顔に紙が貼っていて《鬼》と書かれていた。そしてその声は少し大人びてるが呂戊太の声だった。呂戊太に見えないがこの姿の男を見た事あるような…?
前を見るとそこには捏島達が居た。アイツらの反応からして俺の事は見えてないらしい。
え?でもさっき…
呂戊太がそう言うと一斉に駆け出した。俺は理解した
そう言い切るや否や呂戊太も駆け出した
恐らく俺は今"鬼"ではなく"ニンゲンの皮を被ったバケモノ"だろう。自分でさえニンゲンじゃないと分かる。だがアイツらが居ても殺したいという欲望が無かった。つまり今は"鬼"ではない。そして今の"鬼"は俺ではなく呂戊太だって理解した












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。