あなたの下の名前がいなくなってから1年が過ぎた
あの日からあなたの下の名前がくれたキーホルダーを持っていても全く眠れなくなった
俺は毎日のようにあなたの下の名前の席を眺めていた
何日待っていてもあなたの下の名前は来ない。
もう会うことはない………
こいつは俺の友達のチーノ
いや友達じゃなくて親友かもな
多分こいつは俺の顔を察して心配してくれてるんやろうな
チーノは人の表情をよく見るタイプやからな
チーノごめんな
俺は今ちゃんと笑顔でチーノと向き合えてるんやろか…
俺は目を閉じて顔を横にして伏せて寝た
ぱっと目を開けると目の前にあなたの下の名前の席があった
俺は眠気から覚めてしまったので真面目に授業を受けた
俺はあなたの下の名前の席をもう一度見た













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!