第31話

あんなに頑張ってたんだよ
122
2026/04/02 12:36 更新
初音ミク
私を、使っていない………?
初音ミク
テトとGUMIの曲なら伸びるのに、私だけは伸びない………?
私はその現実を、受け入れることなど到底できませんでした。

受け入れたくない。認めたくない。
マスター
ミ……ク…………?
初音ミク
………え?
気づけば私は実体を持っていました。

実体を持って、マスターと対面していたのです。
マスター
なんで、ミクが…………
この時に、私の中にわいてきた感情。

それは歓喜でも感動でもありませんでした。
初音ミク
っ………
「殺意」

それが、私の中に強く溢れました。
マスター
あっ……あ“あ“っ…………!
初音ミク
…………!
すぐに私はマスターを殺そうと行動を起こしました。

でも、不思議とマスターは反撃しませんでした。
マスター
ミク………
初音ミク
何………?
マスター
ごめん、ね…………
マスター
俺……無力で…………
初音ミク
っ………
初音ミク
今更謝られたところで、もう遅いんだって
マスターを殺した後、私はあることに気づきました。

「私の曲が伸びないのは、マスターのせいだけじゃない」ということに。

私を見てくれない、世間が一番悪いんだって。

世間では頭の悪い曲ばかりが流行っている。

「流行」が、どれだけくだらないものなのか私は痛感しました。
初音ミク
人間なんて、ただの馬鹿なんだ
初音ミク
……絶対、赦さない
エス
エス
…………
これが、ミクの記憶の全て。

あのミクも「ヒトゴロシ」だったんだな。

三審じゃない代わりに、全ての記憶が映し出される。

そして僕……いや、「僕たち」はこの記憶と向き合って、

ミクを「赦す」のか「赦さない」のかを決める。
エス
エス
…………よし
僕は、ミクに対する判決を決める。
エス
エス
初音ミク。お前は…………

アンケート

初音ミクに下した判決は?(物語の結末を左右します)
赦す(ゆるす)
80%
赦さない(ゆるさない)
20%
投票数: 40票

プリ小説オーディオドラマ