ある時、青年は言いました。
『僕は、普通になりたい』と。
青年は、約5年間続いたいじめにずっと苦しめられ、
精神状態が不安定になってしまいました。
彼に起こった悲劇はそれだけではありませんでした。
親が“行方不明”になったのです
彼は必死に1人で暮らしました
『苦しいなら、もう死ねばいいじゃないか。』
近所の高校生にはそんな心無い言葉をかけられました
本当は彼も死にたかったんです
それなのに、心はまだ生きたいだとか言って。
そうして、無感情無表情のまま生きていた彼は
突如、信号無視をした車に撥ねられました。
これがきっかけとなり、苺上病院に運ばれたのです。
そこには、精神が不安定になっている方を支える
『精神科』というスペースもありました
そこには、優しい表情をした髪色が珍しい桃色の医者がいました
青年は、いずれ
その桃色の医者により、全てが変わったのです__。
『怖いなら、逃げ続ければいいんだよ__。』
この物語は、たくさん苦しい思いをしてきた青年が、1人の医者により人生を変えられていく物語となっています。
どうか、物語を見ているあなたにも、より多くの幸せが訪れますように。
NEXT→第一話。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!