放課後の教室や廊下はやけに甘い匂いがしてた 。
ホワイトデーだからだ 。
机の上やカバンの中に 、小さな袋や箱 。
女子たちの声も 、いつもより少しだけ高い 。
そしてその中心にいるのは 、やっぱり
あなたの下の名前先輩だった 。
そう言って 、先輩はクッキーの袋を
女子に渡す 。
また一人 。また一人 。
先輩の紙袋からお菓子がどんどん減っていく 。
俺は教室の後ろの席から 、その様子を
ぼんやり見ていた 。
… 配りすぎでしょ 。
いや 、別にいいけど 。
なんであんなに女子からもらってんの
ちょっと … てゆうか 、結構妬く 。
それと同時に 、胸の奥がなんか引っかかった 。
俺もあげたのに
もちろん 、先輩は忘れてないはずだ 。
多分 。
でもさっきからずっと女子ばっかりだ 。
息切れしながら言うあなたの下の名前先輩 。
あなたの下の名前先輩は深呼吸を繰り返してから
俺の手をとった 。
口を手で隠し驚いたような顔をする 。
頭をポンポン撫でて来て
俺は目を細める 。
俺は素っ気ない返事した 。
もらったものは両手で持って 、大事に抱えた
ホワイトデーらしいですね !! 🤍🗓️
まぁ私には無関係ですけど 😌
もうほんとにコミュ障が酷くて辛い … 🫠
ネットなら大丈夫って訳でもねぇんですよ 💕🫶
ネットの方が無理ですから 🫵














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。