第286話

#泣きたいわけじゃないのに
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2026/01/30 22:00 更新
※深澤さんかなり悪者キャラになってます
多方面へごめんなさい🙏((
七瀬Side

いつもとかわりばえのないある日のこと。



『ふっか〜。聞いて!』

深澤「ごめん、今バタバタしてて。後でね」
 



一緒の家にいたって、同じ部屋で過ごしていたって
ふっかはゲームに夢中なのは相変わらず。

それが嫌ってわけじゃなかった。
私も私でそんなふっかの隣で違うことをしていたし。

でも、いつもはちゃんとくるその「後で」が、
その時は、結局来なかった。


連日すれ違い。
LINEも素っ気なくて、電話も出てくれない。




『……私、ふっかの“都合のいい存在”なの?』




休みのタイミングとかが中々被らなくて
まともに話す機会がとれなくて。
なあなあになっていって、久々に会ったのはグループ仕事の日だった。




深澤「なに?急に」

『なんか最近そっけないじゃん』

深澤「気のせいじゃね?」

『違うよ。全然話聞こうとしてくれないよ。』

深澤「んなわけねぇじゃん」

『じゃあ、なんでちゃんと向き合ってくれないの…!』




感情がぶつかり合って、言わなくていいことまで口に出た。




深澤「正直、今それどころじゃないんだよ」

深澤「俺らの仕事的にもさ」

『そんなのずっと前から分かってたじゃん!』

深澤「だからこそ空気読めって言ってんだよ」

『プライベートまで冷たくする必要ないじゃん!』

深澤「あーもうグチグチうっせぇな。今ゲームしてんだよ、みえてねぇの?」

佐久間「ちょ、ふっか」

向井「2人とも落ち着いてや〜」




ヒートアップする喧嘩を最初に仲裁しようとしたのは、今まさにふっかとゲームをしてたこの2人。
他のメンバーも私たちの荒くなる声に手を止め始めた。




岩本「なに揉めてんだよ」

渡辺「本番前に喧嘩とかやめろって」

深澤「ほら、お前がここで喧嘩持ちかけるからみんな迷惑してんだろ」

『なにそれ…、喧嘩になるような言い方したのそっちじゃんか!!』

ラウ「ねぇ、一旦落ち着こ?」

阿部「そうだよ、どっちが悪いとかじゃなくて」





もう何がなんだか分からなくなって、



 
ラウ「あなたちゃん?」

深澤「何泣いてんだよ」

『泣いてないっ…』

深澤「はいはい女は泣けばいいとか思ってんだろ?」

『ちがっ』

阿部「ふっか、言い方」




溢れ出した涙は止めようと思っても止まらない。




宮舘「あなた大丈夫?」

『ごめんっ』 




気づいたら私は楽屋を飛び出していた。

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