呑気だなおい。
あの後、普通に不法侵入されました桜羽です。
いまカゲは、私のベッドに座って足をぶらぶらさせている。
今すぐにでも追い出したいが、一応二日酔いのやつなのでそこは気を遣っているのだ。
私ってばやさし~~~。
とか言いたいが、残念ながら出てきたのはため息である。
カゲはため息をつく私に、大きな目を向ける。
見れば見るほど挙動や顔が可愛いが、今の私には通用しない。
さっきとの温度差よ。
言い間違えたカゲはずっと唸る。
小さい手で小さい顔を一瞬覆い、その後すぐにばっと私に身体を向ける。
... なんか今日情緒不安定だな、こいつ。
さっきまでのクールな雰囲気はどこへやら、
目を輝かせて問いかけてくる。
るべ達とは違い、ただただ〝興味〟で聞いているんだろう。
私が話す度に、その目の輝きが増す。
... るべたちみたいに気まずくならないほうがいっか。
これでさっさと帰ってくれ。
その願いも虚しく、カゲは何かを思いついたらしい。
騒がしいヒーローだこと( お母さん目線 )













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。