数年後。
星無は東京に引っ越し、今はサラリーマンとして働いている。
そして今日は───、
地元の星屑祭りが数年ぶりに開催されることになったのだ。
それに行くためと友達に会うため、数年ぶりに帰省する。
『またきみにあいたいよ』
昼過ぎには山口の友達の家に着いた。
荷物を置き整理すると、もういい時間になっていた。
翔太と外に出る。
あの後、須夜崎家とは連絡を取れていない。
親も機種を変えてそれを教えていないのか繋がらないし、手紙も届かなかった。
なので星無の母も相手と連絡が取れない状態だ。
まさか同じく東京に越して来ていたとは。
しばらくすると、あの神社に着いた。
やはり懐かしい感じがする。
あの時不思議なお兄さんたちにも会ったんだよなぁなんて思いながら境内を回る。
自分は特に買うものもない。
そして無意識に、彼女を探してしまう。
ふと目を移すと短冊が置いてあった。
夜。
友人は用事があると言って先に帰ってしまった。
花火。
星無はあの場所へとかけ出す。
今も
僕は
君を
探しているよ













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。