なんでこんなやつと半年過ごさなきゃいけないんだ?
こればっかりは…とあわあわする死神。
その光景がなんだか少し面白い
死神は、
僕の死期を
知っているだろうか?
急に大人しくなった死神がひとつ息を吸ってからこう吐いた
いっその事死んでやろうかとすら思ってしまう。
やりたいことが出来るからこそ、命が惜しいのだと知っているから。
なにも出来なくては、惜しい理由すら知らないのを、僕は
知っているから。
死神さんとやらは口ごもる。
言えないのか?
随分と怪しい。どう死神と言うことを信じろと言うのだ。
だって、こいつは、僕よりもずっと身長の低い同級生のようにすら思える。
しばらくして、僕の方が先に飽きた。
こいつを質問責めでもしてやろう。
そしたら死神は顔を真っ赤にして怒り出した。
随分と感情豊かで面白い死神なんだろう。
もしもこいつと半年を過ごして思い出が出来るのなら
死んだって構わないかもしれない。
ゆっくりと、鎌を上げ、カッコつけたポーズを取った死神は僕にこう言った。
死神が気の抜けたようにひとつ、ため息をついた。
よく言われる言葉に少しムッとくる。が、ここは大人っぽく溜飲を飲む。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。