第2話

理由
10
2026/02/19 08:14 更新
なんでこんなやつと半年過ごさなきゃいけないんだ?
死神さん
ごめんなさい。でも規則なんです。
あなた
あやしい。
こればっかりは…とあわあわする死神。
その光景がなんだか少し面白い
死神さん
とにかく!!半年は絶対に過ごさせていただきますから!!!!
あなた
ねぇ、ちなみにさ
死神は、
僕の死期を
知っているだろうか?
あなた
僕は、いつ死ぬの?
急に大人しくなった死神がひとつ息を吸ってからこう吐いた
死神さん
…半年後。あなたは絶対に死にます
あなた
半年より前に死ぬ可能性は?ほら、自殺とか。
いっその事死んでやろうかとすら思ってしまう。
やりたいことが出来るからこそ、命が惜しいのだと知っているから。
なにも出来なくては、惜しい理由すら知らないのを、僕は


知っているから。
死神さん
…ないよ。君はきっかり半年後に死ぬ。
例外はない。
あなた
ふーん。なんで?
死神さんとやらは口ごもる。
言えないのか?
随分と怪しい。どう死神と言うことを信じろと言うのだ。
だって、こいつは、僕よりもずっと身長の低い同級生のようにすら思える。
しばらくして、僕の方が先に飽きた。
あなた
まぁいいや。
こいつを質問責めでもしてやろう。
あなた
ねえ、君は3万光年先を見たことある?
あなた
どうして顔を隠してるの?
あなた
そんなでっけぇ鎌重くない?身長に合ってないよ。
あなた
死神って…wイタくない?
そしたら死神は顔を真っ赤にして怒り出した。
死神さん
もう!!うるさいですよ!!
死神さん
死神にも守秘義務があるんです!!全部答えられません!!
あなた
ふーん。意外とつまんないね。
死神さん
なんなんですか!もう!
随分と感情豊かで面白い死神なんだろう。
もしもこいつと半年を過ごして思い出が出来るのなら
死んだって構わないかもしれない。
死神さん
僕は死神です。あなたの命を頂きます。
きっかり半年後に。
あなた
いいよ。代わりに傍に居てくれるなら。
あなた
僕の暇つぶし相手にでもなってよ。
死神さん
あなたさっきまで僕のこと怪しいとか思ってましたよね!?
あなた
それとこれは違うよ。ね?
死神さん
まったく!!もう!
ゆっくりと、鎌を上げ、カッコつけたポーズを取った死神は僕にこう言った。
死神さん
いいですよ。でもこれは契約です。
死神さん
半年。半年が過ぎたら、例外なくあなたの命をいただきます。
あなた
じゃあ、契約成立だね。
死神が気の抜けたようにひとつ、ため息をついた。
あなた
なに?僕めんどくさい?
死神さん
いえ、なんだか掴めない人ですね。
よく言われる言葉に少しムッとくる。が、ここは大人っぽく溜飲を飲む。
あなた
よく言われる。

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