阿部side
飲み物を片手に公園やその周辺をお散歩。
さっきの撮影の話から、
話題はメンバーのことに。
……ん?
なんか、元気なくなった?
明らかな声色の変化に違和感を感じて、
あなたの顔を覗き込む。
うーーーん
難しい。
内容が全く見えないから、
そんな事ない、とは言えないし
かといって翔太が本当に困ってるのか分からないし…
確かにあなたは昔から翔太に懐いていたから、
翔太に対して甘えんぼの妹みたいな態度をとることも珍しくない。
翔太は翔太で、
あなたの事を大事にしているし、
あなたのわがままを聞き入れる事もあれば、面倒くさがって突っぱねたりする事もある。
今でこそあなたの周りは、彼女を守ってくれる味方ばかりだけど、
敵ばかりの時代を過ごした事もある。
だから思いっきり、
俺らにくらい甘えてくれていいんだけどなぁ。
きっとメンバー全員同じ気持ち。
翔太だって、そうだと思うし。
……なんなら、自分に甘えてきてくれるの喜んでるんじゃないかな。
なぜか気合いを入れてガッツポーズをする彼女は、
やっぱりまだ大人の女性というよりも
可愛い女の子だ。
あなたの執事役なら喜んでするけど。
最後は結ばれる脚本がいいな(笑)
事務所に戻る道中、ファンの子に声をかけてもらい、
いつも応援してくれてありがとうと笑顔を向けるあなたに、
ファンの子が涙を流して喜んでいる様子を見て、
なんだかとても誇らしかった。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!