過去一のカオス回です
ついてきてくれ
やりたくない、やりたくないやりたくない
コクアに会いたくない
てか俺の世界に来ないでほしい、ほんっとに。隣に来られるだけで堕ちそう。
宴、同じ軸にある世界の神たちの集い。
笑顔が引き攣らないよう、怒りを抑えてしっかりと笑顔を向けた。
そしたら、あちらも笑顔を返してきた。近寄ってきて、俺の手を握る。
ギュ、ゥゥゥ
パッ
めんどくさい奴らが、続々と俺の世界にやってくる。
指を鳴らし、皿と飲み物を卓に並べた。
早々に食事に手をつけ始めるコクア。
それを注意するゾイル、
一生喧嘩してるゾブルとフネ。ヤジを飛ばすニワ。なんも喋んないツキ。
俺はこの中のリーダーみたいな位置にいる。強いから、一番頭いいから、という理由で、多数決でそうなった。
やめてその話!!!!!?
ほらこうなるぅぅぅ
このまま黙ってたら、マジでコイツ、俺の楽園に乗り込んでくる気がするな。
問い詰められる覚悟はしていたが、若井をコクアの世界に戻すのはまだ遠い未来の話だ。
両手に集まる禍々しい黒い魔力が、メラメラと燃えている。
どうするか迷っていると、ソウとゾイルが、コクアの前に立ち塞がった。
わかりやすく舌打ちをした後、肉にかぶりついた。
どうやら一旦は、諦めてくれたようだ。




















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。