目が覚めた。
そして一番先に目に入ったのは白い天井だった。
腕に抱えられている感覚と共に女性が目に写る。
僕は確かに宿儺にやられて死んだ。紛れのない事実。
(転生か…)
すんなり頭に入った。
舌が回らない、腕も動かしづらい、おまけに目も見づらいの三点セット……赤子とういわけか。
六眼も残っている。呪力も前世より扱いが下手になっているが、しっかりあるようだ。
まさか転生とはね……
心の中で溜め息を吐いた。
いつもの楽観的な思考のままで、意識を落とした。
この世界にきてから3年がたった。私は今現在三歳だ。
何の因果か、名は前世と変わらず五条あなたとなった。
流石に前世より小さいが五条家はある程度有名なヒーロー家計のようだ。
そのせいか、口調は変わらないが、一人称が私、と矯正されてしまった。
今はとある山にて鍛練を積んでいる。
そしてある程度この世界の知識もついてきた。
ここには『個性』と呼ばれるものがある。説明は省くが、簡単にいえば呪力を使わず出来る術式だ。
『個性』は身体能力の範囲に過ぎないようで、
六眼もあるし、勿論もっていると思っていたがどうやら綺麗さっぱり無くなってると気づいた時は驚いたさ
その代わりちゃあなんだが、四、五歳になると個性診断をするようだが私には生まれたときから個性があった。
私の個性は『引力』…その名の通り引き寄せる個性。
本当は近くのものを少し吸い寄せる程度(※デクママと何も関係ありません)だったが、呪力で強化したら結構強くなった。
皮肉なことに転生しても呪霊はうじゃうじゃいるようで、骨が折れるものだ。
特に近所のあの家。特級がここからでも三体はいる。
私はまだ特級を祓える程力が戻っていない。弱い奴ならもしかしたら出来るかもしれないが。
そういい放つと、蒼い虚空のエネルギーが木を次々と薙ぎ倒す。
順転 蒼は引力の力で、「負の距離」という概念を通して空間を操る。それを何とかこの個性で出来ないか試した。
説明は長くなるから省くが…まぁゴリ押しって感じ!あと無限バリアもなんとか。そのせいで六眼通しても呪力消費が激しくて疲れちゃうんだよね~
さらっと流しているが、個性に呪力を通すことが出来るようで、蒼の呪力操作をより精密にすると同時に赫の習得に励んでいるが…
ははっと軽く笑っているが本当だ。孫の手が痒いところをかすってるって感覚。
こりゃ早めに習得したいもんだ。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!