いつもマルチ勢の私。今日は気分転換に28に行っている。マップは月の河公園。今は一人で解読中だ。遠くでチェイスや粘着でわちゃわちゃしてるみたい。ここだけ平和だなぁ。
画家、エドガー・ワルデン。名前は知ってるけど話したことは無い。人とあまり関わらないタイプらしいから話しかけにもいけない。でも……
ちょうど自分の解読が終わった。ここからエドガーさんのとこまで近いから、香水買ってから行こう。
香水を買った。その時だった。
ガシャン (異形の音
異形の音。その瞬間に心音が激しく高まった。ハンターがすぐそこまで来たのだ。チェイス苦手なんだよぉ…
あ、だめだハンターこっち見てる(ハンターはご想像にお任せします)
情けない声をあげながら走る。香水を片手に持って。ハンターは容赦なく追ってくる。
殴られる直前に思い出した。香水を使おうとしたがもう遅かった。
その後も香水を上手く使えず、ダウンしてしまった。
風船に括られ、運ばれる。今から吊られるのだろう。諦めを確信したその時だった。
バンッ(銃声
地面に足が着いた瞬間に手を引かれた。少し大きくてあたたかい手。
顔を上げると赤いベレー帽を被った茶色の髪を束ねている後ろ姿。
彼は振り向いて言った。少し頬が赤く染っているのは気のせいだろうか。
しばらくして心音が収まった。きっとタゲチェンしたのだろう。お化け屋敷の方でで他のサバイバー達がわちゃわちゃしてる中、私たちはサーカスの中で二人きり。
確かエドガーさんは人物画が苦手なはずだ。ルカさんからそんな話を聞いた。
人をモデルにしてるとこも見たことないし、いつも風景画や抽象画を描いている。
通電の音がマップ中に響いた。彼を見つめながらぽかんとしていると手を握られた。
彼は私の顔を覗き込んで少しだけ微笑んだ。そのまま優しく手を引かれてサーカス近くの脱出口に着いた。
彼はバールで脱出口を開けながら聞いてきた。私は壁にもたれて座っている。
今度はちゃんと聞こえた。私でよかったって。
思わず笑いがこぼれた。バレてるのに否定する姿が可愛くてたまらない。
私が立ち上がった瞬間、手首を掴まれ引き寄せられた。鼻が触れそうなくらいの至近距離。
彼の表情は緩んでいた。彼なら絶対見せないであろう甘い表情。そして彼はゆっくりと体を離した。
そして彼は耳元で小さく言った。
私は顔を真っ赤にしながら脱出口から脱出した。
僕は両手で顔を覆った。さっきあなたに言ったことを思い出すと恥ずかしくて顔が真っ赤になる。
しばらくすると心音が近づいてきた。
終わり!!!!続きはいつか書く!!
久しぶりに小説書いたから下手くそだけど許してね…













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。