第10話

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2024/06/16 00:55


青龍のベンチから戻ると、うちの選手に一斉に話しかけられた

森下「おい!なんか絡まれてなかった!?」
糸原「なんかベンチの人たちあなたちゃんをジロジロ見てたぞ!」
ノイジー「I can't Believe……(信じられない)」
大山「何話しかけられたん」
近本「………青龍め」
あなた「えっ?!なんですか!」

どうやら話しかけてきた晋也くん?について問い詰められているよう。

あなた「別にそんなんじゃないので、やめましょ?」
佐藤「あなたちゃんはそう思っててもだな…」
木浪「連絡先渡したの!?ねぇ!」
あなた「え、や、インスタ聞かれたのであとで渡すつもりですけど…」
湯浅「むり、だめだよあなたちゃん、」
あなた「えぇ…」

原口「おい、あなたまた困ってるから話すなら試合終わってからにして」

大山「はーい、」
森下「はい、すみません」
なにやら問い詰められたが部長のおかげで尋問が終わり、試合が始まった

ちなみに今日のスタメンは

1番 近本先輩   中
2番 中野先輩   二
3番 翔太     右
4番 大山先輩   一
5番 てるさん   三
6番 前川くん   左
7番 梅野先輩   捕
8番 木浪先輩   遊
9番 浩人くん   投

前川くんは中学でもバリバリ活躍していて、今日の試合ではお試し的な感じで出すらしい!後半にノイジー先輩に変わるみたい。


岡田「おーん、今日は先発才木や、おーん、青龍は柳や。」
「おーん、まぁ、おーん、ピッチャーは揃ってるからな、気合い入れてな、」

全員「はい!」

岡田「おーん、柳は対戦したことないけどな、落ち着いて、以上」

全員「はい!ありがとうございました!」

監督からの言葉が終わって、みんなが集中モードに入った。
私も先発の浩人君に声をかけた。

あなた「えと、後攻なので浩人くん、準備お願いね」
才木「…!え、あ、うす!」

?何やら様子がおかしい

あなた「?頑張ろ」
才木「がが頑張ろう!」
あなた「ど、どうした?」
才木「え、やー、、えー、」
あなた「?」
才木「なんで名前呼びーー?」

ベンチに座って後ろに仰け反る浩人くん

あなた「えっ?だめ…かな?」
才木「や、大丈夫だよ、???だけど、ねぇ、?」
あなた「???」
才木「ふぅー、、、おけ落ち着いた。大丈夫。」
あなた「頑張ろ?とりあえず。」
才木「…うん」

才木くんはふと立ち上がって脱いだジャージを私に被せてきた。

あなた「わ、なに!」
才木「寒いし、持っててよ」
あなた「えー、わかったけど…」
才木「着てくれてもええけど」
あなた「いや、大丈夫」
才木「ちぇ」
あなた「まぁ、頑張って?」
才木「んー、」

そして才木くんは手で私の頭をぽんと叩き私に呟いた

あなた「!?」
才木「心臓に悪いことしてきたから、仕返し、笑」
あなた「あっ、」

ニヤッと笑ってマウンドに走っていった才木くん
私がいきなり名前呼びしたから仕返しされたけど、ちょっと、、ドキッとした

あなた「この、モテ男……」

ぐぬぬ、とマウンドで投球練習を始める浩人くんを睨む。
すると頭にぽんっとなにか触れた感触があった

あなた「?」
佐藤「おれも…」
あなた「うぇっ!」
佐藤「浩人だけずるいわ」
森下「そーすよほんと、おれも!」
あなた「えっ、ちょっと!」
木浪「おれもおれも〜」
近本「ご利益ありますよーにー」
前川「俺もあなた様のご利益を得る!」
中野「イレギュラーしませんよーにーーー!!!」
梅野「あなた様神様仏様〜〜」
大山「輝の送球がちゃんと来ますように!」
佐藤「毎度すんません!」

みんなが私の頭をぽんと触って守備位置に向かう

あなた「え、あのみなさん?!」
佐藤「浩人だけずるいから!」

てるさんがこちらを振り向きそう言い、サードに向かう時に浩人くんの背中をグラブで叩いた。

あなた「く、、みんな好き勝手してぇ…」
糸原「あなたちゃんも大変だなぁ」
あなた「いや全然いいんですけど…」
糸原「みんな構いたいんでしょーね初マネだし」
あなた「うーん、」
糸原「ま、構いたいのは俺もだけどさ」

糸原先輩もそう言って私の頭をぽんと叩いた

あなた「あー!糸原さんも!」
糸原「ふふ、ほら!あっち!もうプレイボールだよ」
あなた「あっ、ほんとだ、、、あとで覚えといてください!」
糸原「ん〜笑」









この後から、みんながベンチに戻る事に頭を触る行事が始まったらしい。










今回は才木くん回です〜笑

というか、やっぱり才木くんは1年かな〜って感じなので、佐藤輝と同い年だけど、才木くんは1年、佐藤輝は2年にします!

ただ、仲良しなのでタメ語で行こうかな!笑

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