ハグリットがバーテンと話している間兄とゆっくり話がしたかったがすぐには無理だった。
だって…
みんなが私たちを囲むんだもの!
どうやらハグリットは今日私たちを迎えに行ったことをバーテンにはなしてしまったようだ。
まあわざとじゃないんだろうけどね…
そんなやり取りが終わるとハブの全員が私たちに握手を求めてくる。
そんな感じでたくさん握手をして、10分くらいたつとやっとのことでみんなからはなれられた。
これでやっと兄さんと話ができる!
そんな感じで自己紹介したあと、こんどはお互いの身の上話をした。
ハリーは私とは違い、親戚の家にいたようだけど生活環境は…あんまり大差があるようには感じなかった。
兄さんと私は顔こそ似ていなかったけどかなり気が合った。
最初はぎこちなかった会話も今会ったばかりとは思えないほど弾んでいる。
まあ赤ちゃんのころはいっしょにいたんだろうけどね!
魔法学校がどんな場所だと思うか二人で議論しているとハグリットが戻ってきた。
中庭で何か買うものがあるとは思わなかったが、もう何も言わずついてくことにした。
小さなパブを抜けるとレンガに囲まれた小さな中庭に到着した。
ハグリットはゴミ箱の上の壁のレンガを数えてる。
ハグリットが傘の先でレンガをたたくと、レンガの壁にアーチ型の入り口ができ、目の前に石畳の通りが広がっていた。
ついポカーンってなってしまった。隣をみると兄さんも驚いてるみたいだった。
私たちが驚いているのを察してハグリットがいった。
周りを見渡してみると鍋屋、イーロップのフクロウ百貨店などがある。
他にもマントの店、望遠鏡の店。あと見たこともない銀色の道具が売ってる店もあった。
兄さんも私も驚いて言葉もでない。
そうこうしているうちにグリンゴッツに着いた。
そこにはひときわ高くそびえる真っ白な建物だった。
中に入ると、自分よりも頭一つ小さい、賢そうな生き物がいる。
私が兄さんに向かって小さい声でそう言うと、兄さんは笑っていた
ハグリットがカウンターに座っている小鬼に話しかけ、私達の両親の金庫の鍵を小鬼にわたした。
小鬼に続いて、両親の金庫に向かっている間、兄さんがハグリットに聞いた。
ハグリットが絶対に行ってくれなそうなので、私達はこれ以上追求するのはやめることにした。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!