第7話

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2026/04/21 12:00 更新

赤羽 業
赤羽 業
ねぇ呼んで?


突然、帰り道でそんなことを言われる。

(なまえ)
あなた
......何を?
赤羽 業
赤羽 業
名前。
(なまえ)
あなた
は...?
赤羽 業
赤羽 業
カルマって、呼んでよ


少ししょぼくれながら言う業。





すこし可哀想に思えてきたが......ここは心を鬼にしないと...

(なまえ)
あなた
いやだ。
赤羽 業
赤羽 業
なんで? 婚約者なのに??


またそれだ。これから何回言われるのだろうか...

(なまえ)
あなた
......人前じゃ恥ずかしいし...、


そう言うと、前を歩いていた業が立ち止まる。

赤羽 業
赤羽 業
恥ずかしい?
赤羽 業
赤羽 業
それってさぁ......


一歩ずつ近づいてくる。

赤羽 業
赤羽 業
俺のこと、隠したいんだ
(なまえ)
あなた
違うって。
赤羽 業
赤羽 業
じゃぁ呼んでよ。


逃げ場がない。

(なまえ)
あなた
......カルマ...
赤羽 業
赤羽 業
もー1回。


絶対聞こえてたはずなのに もう一回 と言ってくる。

(なまえ)
あなた
やだ。
赤羽 業
赤羽 業
お願い


その言い方が......ずるい

(なまえ)
あなた
......カルマ...、


すると、指先が頬に触れられる。

赤羽 業
赤羽 業
やっぱ良いね。


嬉しそうな声色だ。

赤羽 業
赤羽 業
もっと呼んでよ。 


その言葉に、妙な温度を感じた。

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