ーあなたの下の名前side
私が銀さんから貰った刀で
不意打ちしようとしたのは
真選組一番隊隊長の〝 沖田 総悟 〟。
なんなく不意打ちは失敗し、そのまま後ろに
後ずさると、沖田も刀をしまいダルそうにあくびをする
私が若干煽りながら言うと、サドは固まっていて 『 え、これワンチャンがちで神楽ちゃんのこと 』
とか思っていたのに、すぐさま沖田はふっ、と
何かを企んだ表情を浮かべ、私を静かに見つめてくる
てことはやっぱ神楽ちゃんに気があるのか
まぁ可愛いもんね、神楽ちゃんは。…なんか
サドが神楽ちゃんを好いてるって聞くと
モヤモヤするんだよね、…なんだこれ(鈍感)
私が呆れながら言うと、沖田はニヤリと
不敵な笑みを浮かべ私を見つめてくる。
その瞬間、少しずつ私の近くへ歩み寄って来て
沖田の額と私の額がぶつかった瞬間、サドが
ゆっくりと口を開き、信じられない言葉を放つ
思いもよらない言葉を放たれ固まる私の額に
軽くキスをして、『 じゃあな 』とだけ言い
踵を返して去っていく。……はっ、??
何言ってんのアイツ、え……?、好き?私?
顔が熱いのは気の所為、暑さの所為……っ!
アイツにキスされたからとかじゃなくて、
寧ろ嫌だって言うか神楽ちゃん……、え??
神楽ちゃんの事じゃないってどゆこと…?
私は慌てて万事屋に飛び帰り、部屋で
酢昆布を食べている神楽ちゃんやだらけてる
銀さん、家事をしている新八くん達を見て、
ヘロヘロとその場に座り込む
私が半泣きで神楽ちゃんを呼ぶと神楽ちゃんは
酢昆布を食べながらもこちらに来て私の心配を
してくる。神楽ちゃんに抱きつき、深呼吸をする
私は沖田にされたことと言われたことを
洗いざらい話し、これからどうしようという
ことを聞くと、銀さんは引きつった笑みを浮かべ
新八くんは持っていた箒を折り、神楽ちゃんは
いつもの傘を持ちブチ切れた顔をしていた
そう言った神楽ちゃんは私のことをもう一度
強く抱きしめた後玄関の引き戸に手を掛け、
『 ちょっと行ってくるアル 』と
どこかへ出かけてしまった。
私がそう言っても聞く耳持たず、3人は
カブト狩りならぬ
沖田狩りをしに行ったのであった__________。
< 後日 >
サドはあちこちを怪我していて公園で
座っていた私の隣に来て愚痴を話していた。
にしても 神楽ちゃん達やりすぎなのでは…⬅︎
サドの右手折れてるし色々可哀想だねうん(
『 これから毎日お前ェを堕とす為に
口説き倒すから…覚悟しとけよ 』
こうして私はドS王子こと、沖田総悟から
宣言通り口説き倒されるのであった_____。
# ドS王子に口説かれてます。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。