いつも通りの日常に戻る .
後輩くんと 夏祭りに行く約束をして
浮き足立っている .
その理由には心当たりがあった .
でも ,その気持ちを
そっと 心の奥底にしまう .
今日も ,唯只管に
思いを隠し続けて .
───────── あなた side ─────────
気付けば一学期が終わり ,
今は夏休みだ .
毎日が憂鬱でつまらない .
かと言って ,
外に出ようとも思えなかった .
そんな私に ,思わぬ者が訪れた .
ピーン ポーン
恐れながらも ,
ドアをそっと開ける .
目の前に居る彼を見て ,
心臓が強く鳴り響いた .
胸の鼓動が早まる .
そう言って ,
彼は顔を くしゃっ として笑う .
私もだよ
そう言いかけた声を ぐっ と
口の中に留める .
その後は ,平然とした顔で
唯の疑問を口にする .
また ,優しい笑顔で
彼はそう言う .
彼のその表情を見て ,
声と その言葉を聞いて
やはり 思ってしまう .
口には出さなくとも
この思いを無視出来ない .
外に出る気分じゃなかったはずなのに
気付けば早く外に出たくて堪らない .
彼を家には入れられない .
部屋が汚いとかそんな話じゃない .
唯 ,今はそんな事どうでもいい .
彼と 一緒に居たい ,
2人で 他愛もない話をしたい
ずっと彼だけを見ていたい .
彼の些細な言葉 一つ一つに
顔が熱くなる .
また ,胸の鼓動が早まる .
行き先を決め ,歩き始めようとした時 .
彼は当たり前のように
私に手を差し伸べてくれた .
私は少し悩んで
結果 甘えて 手を取った .
にやっ と笑う彼に
また 心臓が強く鳴り響く .
彼の手を ぎゅっ と握り ,
足を1歩 前に出す .
今日は
太陽が光り輝いて
とても熱い .
過去一で 雰囲気 お気に入りです 。 読んで頂きありがとうございました !! 











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。