第2話

日常だと、そう思っていた。
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2025/04/14 09:05 更新
過去回⭐︎
英美
こんちは、3学期早々勉強について行けない英美です。
三久
こんちは、普通に頭良い三久です。
英美
さて、これ以上話していると悲しくなるので本編行きます。
辛三
今朝は大変だったよ…
起きたら兄ちゃん居るし、挙句キスしようとしてくるし…
太陽
大変でしたね…本当に、色々と…
凶一郎
黙れ入り婿
辛三
いつから居たの⁉︎
凶一郎
お前の「今朝は〜」からだ。
太陽
めちゃくちゃ最初!
凶一郎
俺の許可なく辛三と話すなど…余程その生き永らえられた人生を終わらせたいようだな。
辛三
家庭内殺人禁止。
あと、俺と話すのに兄ちゃんの許可なんて要らないから。
凶一郎
辛三はなんて良い子なんだ!
それに比べお前と来たら…!
太陽
ひいぃ…!
六美
そのくらいにしてお兄ちゃん
凶一郎
六美ぃ‼︎
六美
抱き付かないで。気持ち悪い。
凶一郎
ぐはぁっ!(死)
辛三
(六美の目が据わってる…流石…)
六美
辛三兄ちゃん、これくらい言わないとめげないからね。
辛三
だって可哀想だし…
愛情あっての事だからさ…
太陽
そもそも何で辛三兄さんにそんな執着してるんですか?
辛三
まあ気になるよね。
俺が14歳の時に遡るんだけど…
凶一郎
辛三。
辛三
…何?兄ちゃん…
凶一郎
…開花、おめでとう。
辛三
!…っ
凶一郎
お前が少しずつ夜桜の一人として成長していくのが目に見えて嬉し
辛三
黙ってろよ‼︎
凶一郎
⁉︎
辛三
兄ちゃんも知ってるだろ⁉︎
俺は開花でたくさんの人を傷つけたんだ!
夜桜の一人としての成長って言ったけど、人を傷つけるくらいなら成長なんてしたくない!
凶一郎
………そうか…
辛三
⁉︎あ、えっと、別に兄ちゃんのせいじゃなくて…
凶一郎
俺がもっとあの場に早く駆けつけていればお前はトラウマを作らずに済んだ。せめて、あれは俺がやったとでも言えば良かった。もう二度とお前に開花させない。開花しなくていいくらいに兄ちゃんが守ってやる。これはせめてもの贖罪だ。
辛三
に、兄ちゃん、俺が上手くできなかっただけで、兄ちゃんは少しも悪くなんか…
凶一郎
全部俺が悪い。
辛三
そんなことな
凶一郎
全部俺の責任だ。弟を守るどころかトラウマまで作った。兄どころか人間として失格だ。
辛三
兄ちゃ
凶一郎
俺が一生、命を賭けてお前を守る。
お前の嫌う恐怖を直視しなくて済むように…
辛三
…って事があって…
太陽
辛三兄さんの開花ってそんなに嫌な物なんですか?
辛三
…俺の開花は「破壊」って言って前線タイプには合ってるんだけど、基本対人で発揮されるから暴走すると大変な事になるんだ…
太陽
なるほど…
凶一郎
辛三。
辛三
⁉︎
凶一郎
余計な事を言うんじゃない。
凶一郎
話したら思い出さなければならないだろう。
凶一郎
お前はそんな重圧を背負わなくていい。
凶一郎
全部兄ちゃんが何とかする。
辛三
…俺だってもう子供じゃないんだよ?
守ってもらわなくても生きていけるから。
凶一郎
駄目だ。お前が弟である限り俺の保護下にいろ。
辛三
そろそろ弟離れしたら?
太陽
なあ六美、辛三兄さんってあんなに言い返せる人だったっけ…?(小声)
六美
元々はあんなに言い返さないんだけど、最近はなぜか言い返すようになってきてて…(小声)
辛三
もういい。出てく。
太陽
えっ⁉︎
六美
待ってお兄ちゃんアテはあるの⁉︎
辛三
ホテルにでも行くよ。
流石に最近の兄ちゃんはやり過ぎだし他の人に迷惑かけてるからそろそろ頭冷やさないと。
凶一郎
勝手にしろ。
俺の愛を分かってくれないのなら分かる時が来るまで待つだけだ。
辛三
永遠の別れになるかもしれないけど、じゃあね兄ちゃん。
凶一郎
ああ。
六美
…どうするのよお兄ちゃん!
凶一郎
知らん。少ししたら戻ってくるだろう。
太陽
辛三兄さんガチギレですよ⁉︎絶縁とかになったらどうするんですか⁉︎
凶一郎
…俺より適任がいるだろう。
六美
え?
太陽
適任、って…
凶一郎
あのどこぞのメイドだ。
英美
いかがでしたか?
三久
いや、おまっ…どうすんの⁉︎
英美
何が?
三久
辛三出てったけど⁉︎
英美
何とかします。
三久
〜っ…
英美
それではみなさん次の話で会いましょう!

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