第4話

好きだと言えたら良かったのに。
154
2025/04/14 11:37 更新
殺香
さて…どこに行くんですか?
辛三
ああ、えっと…とりあえずどこかホテル取ろうと思って。
殺香
それなら少し行ったところにスパイ協会が出資しているホテルがあるのでそこにしますか?
辛三
う、うん。
辛三
(結局殺香に任せてしまった…少しくらいはカッコつけたいのに…)
殺香
辛三様?
辛三
な、何でもない。じゃあ行こうか。
殺香
はい。
二刃
…で、
凶一郎
二刃
言い訳はあるかい?
凶一郎
ま、待ってくれ二刃。確かに俺は辛三と喧嘩して結果的に辛三は出ていった。だが殺香は自らの意思で辛三を追いかけ、辛三はそれを受け入れ…
二刃
?どうしたんだい?
凶一郎
辛三が…あの人見知りの辛三があろうことか殺香を受け入れる…?
六美
お姉ちゃん、お兄ちゃん殺香の事殺そうとしてた。
凶一郎
六ッ
二刃
…ほう
凶一郎
違う、違うんだ。証拠!証拠はあるのか?
四怨
あるぞ。
凶一郎
なっ!
四怨
防犯カメラに映ってたから録音したけど、聞く?
凶一郎
聞かん。
二刃
あの子にとって殺香はかけがえのない存在なんだよ。近づきすぎたからって殺すのはやりすぎさね。
凶一郎
あいつにとっての「かけがえのない存在」は家族だけで十分だ。元々人見知りなんだからその方が良いだろう。
二刃
…あんた、本気で言ってるのかい?
凶一郎
お前は俺が冗談でこんな事を言うと思っているのか?
四怨
…あのなあ、
凶一郎
ん?
六美
もうこの際言った方が良いのかもね。
太陽
ああ。
凶一郎
六美
辛三兄ちゃんは殺香のこと、好きなの。
凶一郎
……………………は?
四怨
気付いてなかったのかよ。
凶一郎
辛三が?殺香を?す、すすす好き⁇あの女狐のどこが。生まれた時から一緒だった兄より存在すら知らなかったメイドの方が良いと言うのか?
二刃
そう取り乱さなさんな。
四怨
まあ当然っちゃ当然だよなー
凶一郎
殺香…ころs
二刃
物騒な事言い出すんじゃないよ。
太陽
もしかして俺と六美が結婚する前もこんな感じの会話を…?
六美
ひき肉にしてやるとか言ってた。
四怨
あとは皆殺しっつってたよな。
太陽
よく結婚できたな、俺…
辛三
本当にいいの?太陽とか六美と離れる事になるけど…
殺香
もちろん連絡とかはしますわ。それでも、私は辛三様について行きたいのです。
辛三
それなら良いんだけど…
殺香
(辛三様を騙す事はしたくない。したくないのだけれど。…辛三様と一緒に居られるのなら、この殺香、決して高望みはいたしませんわ。)
英美
炭酸美味い。
三久
もっと真面目にやれ。
英美
ここまで読んだみなさんは「おっと…⁉︎」ってなってる事でしょう。
三久
今英美は思惑通りに行ってにっこにこの気持ち悪い笑顔です。
英美
酷い!
三久
それではみなさん、
英美
次の話で会いましょう!
三久
さよなら〜!
英美
さよなら〜!

プリ小説オーディオドラマ