深澤side
今日は少しだけ、外に出て散歩出来そう…
ぷらぷらと歩いていると12月でクリスマスシーズンだからか、どこのお店もクリスマス仕様だ
可愛い雑貨たちを見てそう呟いた
世の中の恋人や友達同士の人たちはこのようなものを渡し合うのだろうか?
よく思えば、周りの人たちは若い人たちで賑わっていてそれぞれの相手のことを思ってプレゼント選んでいるのかなぁ…笑
楽しそう……
俺もほんとはそっち側だったりしたのかな?
なんて思ってたら泣きそうになってきた…
なんでこんなことになってしまったのかな…
自業自得だよね、、
って『追憶』しては自分のせいだと感じての繰り返し
たくさん人傷つけておいて幸せになるなんてバカな考えだ
📱〜♫〜
って言ってくれて合流…
そしたら1枚の写真を見せてくれた
公園かな?周りに遊具とかたくさん写ってる
そこのベンチに座ってさくちゃんが缶のココアを待って微笑んでいる…笑
この写真見て少し安心した…
でもなんか……またさらに痩せたな…
隈がすごいし、ちゃんと寝れてないのかな…
とベンチに腰掛ける、翔太は人が多い外で泣きじゃってる俺の隣に座って落ち着くのを待ってくれた
寒い中ごめんな
はぁもう…なんでそんなに優しいんだよ…
こんな俺に…
この優しい『慰め』がすごく助けられてるけど、苦しくもなってしまう…
さくちゃんはそうやって思ってくれていたのになのに俺は……
逃げてたっ……
これからも『俺の不安を取りのぞいて』いってほしいな
なになに…
怖い……
でも、、翔太たちなら信じられるから…
って買い物付き合ってあげた…
いつのまにか翔太は両手に袋大量に持ってる
迷ってるから「買えば?買わないの?」って煽るのが俺たちのお決まりだから
「ほんとお前、悪いわぁ、、」って言われた…笑
とあるアクセサリーショップ
ハンドメイドっぽいなぁ…
ここもクリスマス仕様のコーナーがあり、素敵なアクセサリーが並んでいる
でも、俺はそのクリスマスコーナーではなく…
端っこにあった、とある花のアクセサリーが目に入ったんだ…
「いらっしゃいませ、恋人さんにプレゼントですか?笑」
って店員さんが話しかけてくれた…
「ふふっ…笑 こちら、春に作った売れ残りたちなんですけど…気に入っていただけてますか?」
「可愛いですよね、この花!笑」
「そちらもおすすめです!どうしてもお花となるとやっぱり可愛いデザインになってしまって男性の方が付けにくいっていうお言葉があって…そのために作ったものなんです、これだとカッコいい女性の方や、男性の方も付けられます!」
確かに…これだったら
さくちゃん似合うかな笑
「はい、ありがとうございます!包装してきますねっ!お会計はこちらにお願いいたします!」
店員さんは綺麗に包んでくれた…
はやく会いたいなぁ……
クリスマスローズ 花言葉
『追憶』『慰め』『私の不安を取りのぞいて』
「私を忘れないで」
いいね♡3000突破ありがとうございます!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。