阿部side
少し安心したのか、ふっかさんは意識を手放した
大丈夫、眠ってるだけ…
とりあえずみんなで俺の家へ
やってはいけないことを捕まらない程度でやってるみたいなことだよね…
卑怯すぎるっ……
ふっかさんには事情を説明…
母さんが「実際に被害を受けてるところを見たほうが警察は動いてくれる」って言うことから敢えてふっかさんの母親を止めなかった…
申し訳ないっ……
あと、あの女…まだ何し出すか分からないから様子見るたまに佐久間はまだこーじのところにいてもらうことも
最後に俺がお礼を言ったら、弁護士から母親の顔に変わったんだ…
いやいや、俺たちが勝手にしたことだから俺が払うよって思ってたら
って母親が悲しそうな顔で俺を見る
いやいや、訴えたところで相手が弁護士だったら敵わないでしょ笑
でももう今となってはなにも思ってない
少しはちゃんと家族3人で笑い合ったこともあったしね笑
嫌な思い出だけじゃないよ…
「そう…笑」って微笑んでくれた
なんかちょっと、家族と和解できた気がした…
ちょっと事情をこーじにも説明…
テレビ電話に切り替わるとこーじの家の中の憩いのスペース、近所の人たちが入れるようになってるらしい…笑
近所の子たちかな?その子たちと佐久間が折り紙で遊んでいた
「おぉぉぉー!!大ちゃんすごーい!!」
「めっちゃ上手やなぁ!作り方教えて!」
「大ちゃん私にも作って!!」
「僕もっ!!」
可愛い花束の折り紙
佐久間は器用だからね、、流石…
植物が関連してたらなんでも出来る笑
「チューリップ作るー!」って子供たちは嬉しそう
カメラはインカメラに変わってこーじが映った
って3人で笑い合った
少し『希望』がみえてきた…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。