ねぇなんかさ、あのふたり距離近くない?
たしかに最近仲良いよね
コンセプトもう気にしてなさそうだよね
ハナ?おーい。ハナ?
…おい!ジソンア!!
楽屋にいるメンバー同士の会話に脳が乗っ取られて
名前を呼ばれていたのに全く気が付かなかった。
目の前には心配そうに僕を見つめる
チャンビニヒョンとチャニヒョン。
どした?疲れた?と優しく声をかけてくれる。
慌てて「なんでもない!」と首を振るけど
内心何でもなくないしずっとモヤモヤしてる。
視界の端には笑いあってるふたりが見えて、
僕と付き合ってるはずのスンミナが
僕の知らない遠くに行ってしまった気がした。
練習が終わっても2人はずっと一緒にいる。
ねえスンミナ、僕は?今日1回も話してないよ。
もっと僕を見てよ
頭の中が嫌な言葉で埋め尽くされていく。
どんどん悪口が出てくる。
こんなこと思いたくないのに、すっごく好きなのに。
チャンビニヒョンの一言で
メンバーみんなの視線が僕に刺さる。
もちろんリノヒョンもスンミナも僕の方を見てる。
2人の距離は1番近いくせに
僕とスンミナの距離はどのメンバーよりも遠かった。
そう発して後悔した。
こんなこと言いたくなかったのに。
涙が出てくる。
7人全員驚いた顔で僕を見てる。
違うの、ごめんなさい。思ってないの
ちょっと嫉妬したの、ごめんなさい
ほんとに思ってることを紡ぐのは
僕の口はどうしても苦手みたいで、
思ってもないことばかり出てくる。
珍しくヨンボガが仲裁に入ってくれた。
いつもは誰かが喧嘩した時間に入らないのに。
後からこっそり慰めてくれるタイプなのに。
イエナが背中を撫でてくれるけど
涙は一向に止まらなくて、
スンミナの俯いた姿が悲しくて
自分の心がどんどん沈んでく。
リノヒョンがそう言ってくれて解散した。
ヒョンは通りすがりに
「ごめんな」って謝ってきたんだ。
僕の軽い一言でたくさんの人が傷ついてる。
ズタズタになったメンタルを何とか保って
宿舎に帰った。
─────────────────────
2人きりの玄関。
どっちも何も話さない。
重たい沈黙に耐えられなくなりそうになった時
スンミナが口を開いた。
また涙がこぼれそうになって
下を向いて唇を噛んで耐えてると
スンミナの綺麗な指が僕の唇に触れた。
玄関で交わすキスは
ごめんねの意味。仲直りの証。
優しく重ねられた唇が離れると
スンミナは甘い視線を僕に向けた。
そう言って僕の頭を撫でるスンミナの手が
優しくて、落ち着いて、
やっぱり僕はこの人のことが好きって
再確認させられた。
すきって言えば愛してるが返ってきて、
目を見ればキスをしてくれる。
甘い空気に呑まれた僕らは
その日の夜甘くて重たいえっちをした。
その日の夜は
ニャンニャンラチャの方でも
甘々な行為が始まってましたとさ。
fin

喧嘩と甘々の割合が難しくて
長くなっちゃいました߹ ߹
今回Rは入れなかったんですが
満足していただけたでしょうか??
次はどのリクエストを書こうか
選ぶのが楽しみです🫶🏻
それでは次の更新まで気長にお待ちください💗



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!