朝の寒さと
目の痛さで
目を覚ます
しょうがないもん
昨日は目を冷やさず
そのまま寝てしまったんだから
あと3日だけ
あと3日だけ
三日後にはテテとの記念日なの
私が死に物狂いでテテの隣まできた日
そう
テテと私が付き合い始めた日
記念日は必ず祝ってた私達
テテは記念日を大切にしてる人だった
普段
忙しいテテは
記念日の時だけ私を思って
仕事を休んでまで隣にいる時がある。
私はいつもその時こう思うんだ。
" この時間がいつまでも続いてたらなぁ "
ってね。
仕事なんか捨てて
私の隣にいつまでもいて欲しかった。
それが重かったのかな?
だから、浮気したの?
こんな女でごめんね。
『うざ』
『うざ』
『うざ』
『うざ』
『うざ』
『うざ』
『うざ』
この言葉が何回も頭の中を回る。
テヒョンはガチャっとドアを閉め
家を出た。
こんなにも嫌われてたんだ。
ズキズキと胸が痛む。
いや、
もう、体の中に心臓がないくらい
心臓がある感覚なんてどこにもなかった。
まさに
人形のよう
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。