第10話

10.
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2026/03/07 07:42 更新
유진
유진
언니!オンニ!


夜の東京

ネオンがきらめく街を、帽子とマスクで変装した3人の少女が歩いていた。
IVEのユジン、ガウル、レイだ。

明日は日本でのライブ。
その前日の夜、3人はこっそりホテルを抜け出して夕食を探していた。

ユジンがガウルの腕を軽く叩く。

유진
유진
 언니 뭐 먹고 싶어요?オンニ何食べたいですか?
ガウルは少し考えて肩をすくめる。
가을
가을
 음… 아무거나 괜찮은데? 너희가 먹고 싶은 거 먹자 うーん…なんでもいいけど?みんなが食べたいものにしよう
レイがすぐに反応する。
레이
레이
 언니는 항상 그렇게 말해요! 오늘은 언니가 정해요! オンニはいつもそう言う!今日はオンニが決めて!
ガウルは困ったように笑う。
가을
가을
 아니 진짜 아무거나 괜찮다니까いやほんとに何でもいいんだって
するとユジンが前を指差した。
유진
유진
 어! 야키니쿠! 고기! 고기 먹자! あ!焼肉!肉!肉食べよう!
レイもすぐに反応する。
레이
레이
 좋아!! 일본 와서 야키니쿠 안 먹으면 손해지! いいね!!日本来て焼肉食べないのは損だよ!
ガウルは笑いながら頷いた。
가을
가을
 그래 그래… 고기 먹자はいはい…お肉食べよう



3人は焼肉店に入り、こぢんまりした席に座った。


ジュージューと肉が焼ける音が店内に広がる。
レイがトングを持ちながら言う。
레이
레이
 언니 고기 잘 구워요?オンニ、お肉焼くの上手?
ガウルは自信なさそうに笑う。
가을
가을
 글쎄…? 잘 모르겠는데どうだろう…?よく分かんないけど
するとユジンが笑いながら言う。
유진
유진
 언니는 막내 같은 맏언니잖아요 オンニって末っ子みたいな最年長じゃないですか
レイもすぐに乗る。
레이
레이
 맞아 맞아! 맏내そうそう!マンネみたいな最年長
ガウルは目を細めて2人を見る。
가을
가을
 야… 너희 지금 나 놀리는 거지? ちょっと…今私のこといじってるでしょ?
ユジンはニヤニヤしながら言う。
유진
유진
 아니요~ 사실이에요~いいえ〜事実です〜
レイも笑いながら頷く。
레이
레이
 맞아요 언니. 너무 귀여워~そうですよオンニ、ほんとかわいい〜
ガウルは苦笑した。
가을
가을
 나 맏언니 맞거든…私一応最年長なんだけど…


3人は結局、笑いながら焼肉をたくさん食べた。
ライブ前日の束の間の自由な時間だった。


食事を終えると、夜の街を歩きながらホテルへ戻ることにした。

東京の夜は明るい。
看板の光、人の声、車の音。




その途中で、ふとガウルの足が止まった。
通り沿いにある小さな楽器店。
ショーケースの中には、ヴァイオリンやチェロが並んでいた。

ガウルは静かにチェロを見つめる。
それに気づいたユジンが声をかけた。
유진
유진
언니?オンニ?
そして少し笑いながら言う。
유진
유진
 왜요? 사고 싶어요?どうしたんですか?欲しいんですか?
ガウルはハッとして笑った。
가을
가을
 뭐야 갑자기. 아니야ㅋ何それ急に、違うよ笑

レイは突然、両手で弓を持つような仕草をして弾く真似をした。
레이
레이
 이렇게?こう?
ガウルは思わず笑い出す。
가을
가을
 레이야 그거 완전 이상해レイやそれめっちゃ変だよ
そしてガウルは少し体を構えて見せた。
가을
가을
 이렇게 하는 거야こうやって弾くんだよ
レイは目を輝かせる。
레이
레이
오오오!おおお!
ユジンは驚いた顔で笑いながら言った。
유진
유진
 언니 왜 알아요?オンニなんで知ってるんですか?
ガウルは少し遠くを見るような目をした。
가을
가을
 옛날에… 어떤 언니가 한 번 연주하게 해줬거든 昔ね…あるお姉さんが一回弾かせてくれたんだ
レイが興味津々で聞く。
레이
레이
진짜!?ほんと!?
ガウルは懐かしそうに笑った。
가을
가을
 응… 엄청 잘하는 언니였어うん…すごく上手なお姉さんだった
ユジンが笑いながらからかうように言う。
유진
유진
 언니 또 옛날 이야기 시작했다オンニまた昔話始まった
ガウルも笑った。
가을
가을
야…! 그렇게 오래된 얘기는 아니야ちょっと…!そんな昔のはなしでもないよ

でも心の中では、はっきり覚えていた。




14年前の夏
突然仁川に現れた
チェロを弾いていた綺麗なお姉さん。


あなたオンニ






3人はホテルに戻った。


ユジンとレイは同じ部屋。
ガウルはウォニョンと同室だ。




部屋のドアを開けると、シャワーの音が聞こえた。
ウォニョンがちょうどお風呂に入っているようだった。
ガウルはベッドの上に腰を下ろす。
そしてさっき見たチェロを思い出した。


静かな部屋。
シャワーの音だけが響いている。
ガウルは小さくつぶやいた。
가을
가을
 지금 뭐 하고 있을까… あなた 언니…今何してるのかな…あなたオンニ


忘れていたわけではない。
ただ、忙しすぎて思い出す余裕がなかっただけ。



あの時の約束。
アイドルになったらチェロを演奏してほしい。


ガウルは天井を見つめながら、静かに笑った。
가을
가을
 언니 아직도 첼로 하고 있을까… オンニ、今もチェロ弾いてるのかな…

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