忙しなくも楽しい毎日。
色々な事があったけど、今は仕事が忙しくてそれどころじゃない。
頼れる(?)お兄さんと、可愛い弟。
私はそんな人達の集まりであるTREASUREの
新人マネージャーをしています。
元々BIGBANGが好きで、彼らに関われる仕事がしたいと思ってYGに入社した。
全然BIGBANG以外のアイドルは無知で、幼馴染と
大好きなあの人がいるグループが所属しているなんて1ミリも知らなかった。
入社してすぐの頃は下っ端過ぎて仕事内容はほぼパシリ。
先輩に
「これを練習室に届けてきて。」
って頼まれて、そこで初めて所属アーティストと接触する機会が出来た。
練習室の前に着くと、
音楽に合わせて踊る誰かの声と靴底と床が擦れる音が響いていて。
なんて独り言を零して、入っていいのか分からず曲が終わるまで部屋の前で立ち尽くしてしまった。
ふと気が付いた時には既にもう曲は止まっており、
練習室の中からは楽しい談笑の声が聞こえてきた。
ノックをし、部屋のドアを開ける。
そこにはキラキラ輝く男の子達。
………………と
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。