第50話

#46
1,154
2025/08/20 09:22 更新

〈 優吾 side 〉



農家のおばちゃん
あなたちゃーんっ!
農家のおばちゃん
そっちのトマトととうもろこしも
お願いしていいー???
(なまえ)
あなた
はぁーーいっ!!!!








(なまえ)
あなた
よいっしょっと…
(なまえ)
あなた
わっ、美味しそう〜♡





あなたはトマト畑から

トマトをもぎ取ると

嬉しそうに持っているカゴに入れて







高地優吾
高地優吾
……、
森本慎太郎
森本慎太郎
おー、意外と働き者だなぁ〜




そんな様子を遠目から見守っていると

野菜がたくさん入ったカゴを持った慎太郎が

俺の隣に来ながらそう言って






高地優吾
高地優吾
慎太郎、今日は悪ぃな、
高地優吾
高地優吾
農家の人達、大丈夫だった?
森本慎太郎
森本慎太郎
ん?大丈夫もなにも
みんな大喜びだよっ!!
森本慎太郎
森本慎太郎
おじちゃんもおばちゃんも
嫁においで〜!!
ってさっき盛り上がってたぞ?w
高地優吾
高地優吾
…そっか(笑)
森本慎太郎
森本慎太郎
それにしても、
森本慎太郎
森本慎太郎
見事な変装っぷりだな!





慎太郎があなたの姿を見ながらそう言ったため、

俺も視線を慎太郎からあなたに移した。

スタイルの良さは隠せてはいないが、

長い黒髪をふたつ三つ編みにしていて

顔はあえてそばかすを描き、

冴えないメガネと麦わら帽子を被っていた。





高地優吾
高地優吾
あいつはそのまんまで
来ようとしてたんだけど、
さすがにそれは止めて変装させたの。
森本慎太郎
森本慎太郎
確かになぁ〜!農家の人達といえど
神楽あなたは知ってる可能性
あるもんな〜!!!
高地優吾
高地優吾
おまっ、声デケェよっ!!
森本慎太郎
森本慎太郎
あっ!w
ごめんごめんww




なんでこんなところに俺らと

そしてあなたがいるかというと、

遡ること1週間前…









(なまえ)
あなた
ねー、優吾。
(なまえ)
あなた
お願いがあるんだけど…
高地優吾
高地優吾
お願い…?
高地優吾
高地優吾
なに…?
(なまえ)
あなた
自然が豊かなところに行ってみたくて
(なまえ)
あなた
農業体験とか出来ないかなって
高地優吾
高地優吾
えっ?!農業…?!
高地優吾
高地優吾
あなたが?!
(なまえ)
あなた
そうっ!!
今まで知らなかった世界を
社会科見学したくて。
(なまえ)
あなた
こうやって普段当たり前のように
食べてる野菜とかって
どうやって出来てるか知らなくて
(なまえ)
あなた
作ってる人の想いを感じながら
食べた方がもっと美味しく
感じるんじゃないかなと思って!
高地優吾
高地優吾
まぁ…ツテはあるから、
高地優吾
高地優吾
聞いてみてもいいけど…
(なまえ)
あなた
ほんとっ?!
(なまえ)
あなた
ありがとうっ!!









とまぁ、こんなことがあり、

農家と繋がりが深い慎太郎にお願いして

農業体験をさせて貰っているところだった。







〈 あなた side 〉



(なまえ)
あなた
よしっ、
(なまえ)
あなた
あとはとうもろこしか…っ!



腰を上げて太陽を見上げて

首にかけているタオルで汗を拭く。

大量に汗をかいているけど

不快感は無く、むしろ清々しい。

今まで体験したことのない世界に

少し高揚している自分がいた。





(なまえ)
あなた
…よっ…、ん…っ
(なまえ)
あなた
かたッ…!



とうもろこしに手をかけるが、

なかなか上手く取れず苦戦していると

後ろから手が伸びてきて

私が掴んでいるとうもろこしに手を添え、

サクッ、と簡単に収穫してくれ




(なまえ)
あなた
ぉおっ、とれたっ!
森本慎太郎
森本慎太郎
とうもろこしは、
前に倒すといいんだよ!
(なまえ)
あなた
…っ!



後ろを振り返ると

とうもろこしを持った

慎太郎くんが立っていた




(なまえ)
あなた
あっ、
(なまえ)
あなた
ありがとうございます!
森本慎太郎
森本慎太郎
いーの!いーの!
森本慎太郎
森本慎太郎
はいっ!どーぞ!



彼は私にとうもろこしを渡して

ニカッと笑って




森本慎太郎
森本慎太郎
それにしても、
森本慎太郎
森本慎太郎
すげー働くなぁっ、
森本慎太郎
森本慎太郎
こーちと大違いじゃんっ
(なまえ)
あなた
えっ?w
森本慎太郎
森本慎太郎
あいつもうあっちのテントで
おばちゃん達と
話し込んじゃっててさ〜!
森本慎太郎
森本慎太郎
全然進んでねぇーの!
(なまえ)
あなた
あははっwそうなんだっww
森本慎太郎
森本慎太郎
ほんっと人たらしだよなぁ〜!!
(なまえ)
あなた
確かにw
森本慎太郎
森本慎太郎
あっ、
森本慎太郎
森本慎太郎
じゃあ働き者のキミにだけ、
特別にこれをあげようっ!!
(なまえ)
あなた
えっ?




慎太郎くんは持っていた

とうもろこしの皮を剥いだと思ったら

バキッ!!と半分に折って






(なまえ)
あなた
うわッ?!!
それ素手で折れるもんなんですかッ?!
森本慎太郎
森本慎太郎
普通は無理だなっ!
森本慎太郎
森本慎太郎
それより、これっ!!
森本慎太郎
森本慎太郎
めっちゃくちゃ甘くて
このまま食べれるから
食べてみっ!!
(なまえ)
あなた
えっ!



私は彼が渡してくれた半分を受け取った。

よくテレビとかで見る野菜をそのまま食べる

というのに憧れがあって

初めての体験に胸が高鳴った

そんなことを考えていたら

目の前の彼はとっくにムシャムシャ

とうもろこしを食べていて








森本慎太郎
森本慎太郎
んんーっ!!!
森本慎太郎
森本慎太郎
うまっ!!!!!
(なまえ)
あなた
…っ…




美味しそうに食べる彼に触発され

私もガブっと思いっきりかぶりつき





(なまえ)
あなた
んんんっ!!!!
(なまえ)
あなた
うまぁっ!!!!
森本慎太郎
森本慎太郎
…ッ…!
森本慎太郎
森本慎太郎
あははっ!ww
森本慎太郎
森本慎太郎
美味しそうに食べるなぁっww
(なまえ)
あなた
やっ!!ほんとに美味しいっ!!
すっごく甘いっ!!!
森本慎太郎
森本慎太郎
だろ〜?ww
森本慎太郎
森本慎太郎
サボってるこーちには
内緒なっ!♪
(なまえ)
あなた
あははっw
(なまえ)
あなた
わかりましたっw




〈 慎太郎 side 〉



芸能人って気取ってるイメージを

勝手にもっていたけど、

目の前で笑う彼女は、

すげー自然体で人間味がある。

今日だけで彼女に抱いていた印象が

ガラッと変わった。




(なまえ)
あなた
慎太郎くんは
農業の仕事が多いんですか?



とうもろこしをモグモグ食べながら

彼女が聞いてきた。





森本慎太郎
森本慎太郎
あっ、タメ口でいいよっ、
森本慎太郎
森本慎太郎
俺はねー、
森本慎太郎
森本慎太郎
元々、部屋ん中で仕事するよりは
外で体動かしてた方が好きでさっ、
森本慎太郎
森本慎太郎
農家に限らずやってたんだけど、
森本慎太郎
森本慎太郎
農家のおばちゃん達と仲良くなって
だんだんこっちの仕事が
増えてきちゃってね(笑)
(なまえ)
あなた
そうなんだ…っ
森本慎太郎
森本慎太郎
農家も人手不足だし、
高齢化も進んでてさ、
森本慎太郎
森本慎太郎
力仕事とかもさ、
おばちゃん達だけで
やるのは大変じゃん?
森本慎太郎
森本慎太郎
そういうところを
俺が助けてあげれたら、
森本慎太郎
森本慎太郎
この仕事に就いてる
意味があるなーって!
(なまえ)
あなた
…っ…
(なまえ)
あなた
すごい、素敵な考え。
森本慎太郎
森本慎太郎
そう?
(なまえ)
あなた
うん、
(なまえ)
あなた
慎太郎くんは、
(なまえ)
あなた
優しいんだね…っ、
森本慎太郎
森本慎太郎
…っ…!//
森本慎太郎
森本慎太郎
あ…っ、
森本慎太郎
森本慎太郎
そう…、かな…//




自分に向けてニコッと微笑む彼女は

変装をしていても破壊力が凄くて

思わずドキッとしてしまう。

急に目を合わせることが出来なくなって

どきまぎしていると、

後ろからニギーッと耳をつままれて




森本慎太郎
森本慎太郎
イタタタタタタタッ!!!!!!!
(なまえ)
あなた
…ッ…!
森本慎太郎
森本慎太郎
なにすんだよぉっ!!!!
高地優吾
高地優吾
なにデレデレしてんだよ。





耳を押さえて後ろを振り返ると

こーちが怖い顔して立っていた





森本慎太郎
森本慎太郎
なッ…!//
森本慎太郎
森本慎太郎
別にしてねぇよッ!!!
高地優吾
高地優吾
ほんとかぁ〜??





少し顔は熱くなったけど、

肌の色が黒いおかげで

そこまではバレずに済んだ。





高地優吾
高地優吾
お前ら2人でコソコソしてなかった?!
森本慎太郎
森本慎太郎
してねぇって!!!
なぁっ?!
(なまえ)
あなた
うん!!ほんとにしてない!!
(なまえ)
あなた
ほんととうもろこし食べながら
お話してただけっ!!
森本慎太郎
森本慎太郎
あっ!!!
それ内緒にしろって言ったろっ?!
(なまえ)
あなた
あ…っ、
高地優吾
高地優吾
あ"?



彼女は慌てて口に手を当てるも

時すでに遅し…

俺は背中に殺気を感じ

恐る恐る振り返ると






高地優吾
高地優吾
…2人で秘密事
作ってんじゃねぇよ、
森本慎太郎
森本慎太郎
や、…別にそういうつもりじゃっ…!
高地優吾
高地優吾
…慎太郎、来い。
森本慎太郎
森本慎太郎
ちょちょちょちょっ…!!
こーち、落ち着いて?(汗)
高地優吾
高地優吾
落ち着いてられるかぁッ!!!!
森本慎太郎
森本慎太郎
ひぇーーーッ!!!!!(泣)







やべー、

こーちを怒らせるのが

一番怖いんだった(泣)









next...


ちるです🙌

ここまで読んで頂きありがとうございます!

なんとなんとなんと…

次でこのお話ラストになります!!!

終わるよ詐欺してましたが、

今度こそ本当に終わります🙏

ぜひ、最後まで読んで頂けると嬉しいです🥹

プリ小説オーディオドラマ