兄に感情を芽生えさせる…
そんな叶うはずのないことを目標にした俺は
それから間もない6つの頃…
生まれて初めて"人間"に会った
__そう、それは
俺が生まれて初めて愛した女……
鬼灯族と初めて交流を交わしたという
あなたの苗字家の人間…
俺もそれ以前に父から話には聞いていたが
この時までは実在するとは思ってもいなかった
箏と沙楓の婚約…
それは、
二人が生まれた時から決まっていたことだった
北道家の人間と仲の良かった亡くなった祖父母が
交わせなかったという古い約束を
この二人で無理矢理に結ばせようという
本人達にとってはとても過酷なもの…
だというのに、
彼女はずっとずっと笑っていた
いつまでも
いつまでも……
笑っていたのだ
箏は勿論、
沙楓にも心は開かなかった
それどころか、いつだって同じ
あの血のような冷たい瞳で俺達を見下ろした
それなのに彼女は
どんなに箏に睨まれようと
酷い言葉を浴びせられようと
いつだって箏に微笑み
彼と仲良くなろうと努力していた
そんな一生懸命な彼女を見て
いつしか俺は…
彼女を……__
アンケート
一言❣️
笙さんこの時既に好きだったのか…切ない……😭
59%
沙楓さん優しいなぁ…😢
19%
万事屋全員出てきたwwwwワロタwwwww
22%
投票数: 37票






















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。