第6話

楽しそうなあなた。Ⅱ
112
2026/02/08 11:59 更新










































堅治
おい
堅治
既読無視かよ
堅治
おーーい
堅治
まじ無視じゃん
堅治
もしかして泣いてんの?笑
堅治
俺に彼女できんのが悲しいのかよ笑笑
堅治
おーーい





うるさい。




電源を落としたはいいものの




私情で友達に連絡を入れなきゃいけなかったから




再起動して今に至る。




通知を切ろうと設定を開いた時




スマホの上から通知がまた来た














堅治は何も知らない。




私の気持ちを。


















あなた
勝手に告白すれば?
堅治
あ返信きた
堅治
んだよ冷めてーな
あなた
いちいち相談しに来てダサいと思わないの
あなた
自分でなんとかしたら笑





あー、言ってしまった




ごめんね。こんな辛口な私を許して、堅治。




今だけはあなたとは無関係でいたい。




堅治
確かに
堅治
ダセーわ
堅治
男らしく正々堂々行く





















なんなの、ほんと。




































そういう男気があるところに私は惹かれたのだ






























あれから堅治とは特に話さないまま冬休みになった。




あれからあの二人がどうなったかなんて知らない。




知りたくもない。




しばらくはクラブチームも活動がなく




家に引きこもり生活だな、と冬休みの日程を




自分の部屋で確認していた時、




チャイムが鳴った。




玄関に向かいドアを開ける。



















あなた
はーい……





……え?





堅治
よ。













無言でドアを閉めようとしたら




足を挟んで阻止される




堅治
は!?ちょ、おい!待てよ!
あなた
何さ!急に!
あなた
カツアゲなら間に合ってます!!!
堅治
ちげーわ!!!!




















































あなた
で、何の用ですか。





慣れたように彼は私の部屋に行き




クッションの上に座った。




正直、今一番会いたくない人だ




明らかに堅治に好きな人が出来てから




態度が変わっている私に対して




凡そのことは想像できているだろう




それでもまだ彼は"普通に"接してくれている。
















私はもう"普通"じゃないのに。























堅治
この前の告白のことなんだけど。













うん。




なに。




振られた?




…良かった。




これでまた二人で帰れるね。




また一緒にお昼食べれるね




寄り道してアイス食べれるね。




、笑







































堅治
付き合えることになった。












































あなた
……ほんと!?おめでとー!!!
堅治
ありがとな笑
あなた
泉さんだっけ?大切にするんだよー!
堅治
もちろん笑


































帰って。














今すぐに

















今。



























堅治
あなた、?











頬が濡れた。














早く















帰って、











あなた
ほんとに、おめでと、笑





涙で視界がぼやけた。
























プリ小説オーディオドラマ