第16話

長編 皆と夜空の月を__ 完結
2,302
2023/03/01 07:35 更新
外へと駆け出すと綺麗な星が広がっていた。
今まででも見た事のない沢山の星に目を奪われた。

執事たちも足を止め、空を見上げた。
丁度出た先は海岸だった。
寒いが、静かに波の音が聞こえる。
主様
綺麗...
アモン・リード
す、すごいっす..
暗いのが大の苦手なアモンも開いた口が塞がっていなかった。
ムー
主様のドレスがとても合いますね!
主様
そうだね。
ラト・バッカ
にしても海岸なので寒いですね。
ハウレス・クリフォード
そうだな。
ミヤジ・オルディア
主様。寒くは無いかい?
ミヤジが心配して私の方へと来てくれた。
主様
ちょっとだけ肌寒いけど..大丈夫。
ミヤジ・オルディア
そうか。風邪を引くと行けないからもう少しで宿に戻ろう。
主様
わかった。
執事達と主様はただただ空を見上げていた。

中には砂辺に座ってお山を作っている人もいたが...
ラムリ・ベネット
♪♪
ナック・シュタイン
ラムリ。何をやっているのですか。
ラムリ・ベネット
は?見て分かんない?山作ってるんだよ。
ナック・シュタイン
夜空には興味無いのですか。
ラムリ・ベネット
綺麗だけど主様の方が綺麗だから、主様の事見てる。
サラッと凄いことを言ったラムリの発言が耳に入った。
ラムリは直球で言ってくれるからその分少し照れる。
ナック・シュタイン
おや、珍しく意見が合いますね。
ラムリ・ベネット
何?うるさいからどっか行ってよ。主様が見えない。
ナック・シュタイン
はいはい。
主様
(ほんと直球だな..)
ロノ・フォンティーヌ
...フッ
主様
ロノが突然顔を隠して鼻で笑った。

どうしたのかと思いロノの視線の先を見てみると..
主様
(笑)
視線の先にはバスティンが居た。
バスティンは寝転がり大の字になっていた。
主様
バ、バスティン何してるの(笑)
バスティン・ケリー
主様か。少し疲れたから寝転がっている。
真顔で答えられたもんだから少し笑ってしまった。
バスティン・ケリー
主様もどうだ。
ロノ・フォンティーヌ
バスティン。主様はドレスだぞ。
バスティン・ケリー
そ、そうか。すまない。
バスティンは寝転がったまま会話をした。
ロノ・フォンティーヌ
...いや起きろ?
バスティン・ケリー
む?何故だ。
ロノ・フォンティーヌ
主様の前だぞ..
バスティン・ケリー
そうか。そこからの問題だったな..
よっこらしょとバスティンが起き上がった。
主様
衣装砂だらけ.. (笑)
バスティン・ケリー
すまない..
主様
ちょっと待ってね。
バスティンの背中を軽くはたいた。
主様
ズボンも..
太ももの後ろを優しく撫でて砂を落とした。
膝の後ろを撫でた瞬間__
バスティン・ケリー
んっ...
主様
ど、どうかした?
バスティン・ケリー
す、すまない少しくすぐったくて..
主様
ごめんね(笑)
バスティン・ケリー
あっ..う..
主様
ごめんね。終わったよ。
バスティン・ケリー
感謝する。
ロノ・フォンティーヌ
いや自分でやれよバスティン。
バスティン・ケリー
..やって欲しかったんだ。
ロノ・フォンティーヌ
本音漏れてるぞ。
バスティン・ケリー
...忘れてくれ。
主様
さ、寒っ..
ベリアン・クライアン
おや。主様も寒そうですね..
コソコソと室長組が話し始めた。
ルカス・トンプシー
主様の肩出しドレスだと寒いね。
ハウレス・クリフォード
腹出しでもありますし..腹痛の心配もあります。
シノノメ・ユーハン
戻りましょう。
ミヤジ・オルディア
少し上着を貸してくるよ。
シノノメ・ユーハン
わかりました。
ルカス・トンプシー
ありがとうミヤジ。
ミヤジ・オルディア
...
ルカスの感謝をフル無視した。

そしてミヤジが上着を貸すため主様の方へ向かっていると..
主様
(そろそろ戻りたいな..)
カワカミ・ハナマル
主様〜
主様
ハ、ハナマル?
カワカミ・ハナマル
寒いでしょ?
主様
ま、まぁね..クシュンッ
カワカミ・ハナマル
ほらぁ..風邪引くぞ。
バサッ

ハナマルは自分の上着を脱いで主様の肩に掛けた。
カワカミ・ハナマル
流石に肩出しと腹出しは寒いだろ。
主様
あ、ありがと..
カワカミ・ハナマル
ちょっと失礼するよ〜。
するとハナマルは赤い紐を出して主様の腰に手をかけた。すると紐を腰に巻き付けた。
主様
ちょっ..ハナマルっ..
カワカミ・ハナマル
ごめんよ。少し待ってくれ。
カワカミ・ハナマル
腹出しだと意味がねぇからいつも俺が
巻いてるやつ巻かせてもらうよ〜
ギュッ
カワカミ・ハナマル
(ウエスト細)
主様
で、できた?ハナマル。
カワカミ・ハナマル
あ、あぁ。苦しくないか?
主様
全然。
カワカミ・ハナマル
じゃあここで蝶蝶結びしてっと。
主様
ありがとう。
カワカミ・ハナマル
いえいえ。もう室長さん達が戻ろって言うと思うけどな。
すると遠くからミヤジが見えた。
主様
するとそさくさと後ろへと戻っていった。
ミヤジ・オルディア
フフッ上着の必要はなかったみたいだね。
ルカス・トンプシー
おや?何故だい?
室長組は主様の方をまじまじと見た。
ハウレス・クリフォード
あの上着は...
ベリアン・クライアン
ハナマルくんの物ですね。
シノノメ・ユーハン
ハナマルさんが着せたのですね。
ベリアン・クライアン
そのようですね。
少し笑って室長組は宿に戻ることにした。
ルカス・トンプシー
それじゃあ宿に戻ろうか。
シノノメ・ユーハン
そうですね。
ルカス・トンプシー
ラムリくん。宿に戻ろうか。
ラムリ・ベネット
はーい♪
ミヤジ・オルディア
ラトくん。戻ろうか。
ラト・バッカ
もうそんな時間ですか?
ミヤジ・オルディア
少し寒そうに主様がしているからね。
ラト・バッカ
フフッそれなら戻るとしましょう。
ボスキ・アリーナス
主様。戻るらしいぞ。
主様
うん。
ボスキ・アリーナス
おいその上着は..
主様
ハナマルの物だよ。
ボスキ・アリーナス
そうか。(俺のを着せたかったがな..)
主様
じゃあ行こう。ボスキ。
ボスキ・アリーナス
あぁ。
その夜はみんな疲れていたのかすぐに眠っていた。
ムーと一緒に宿のベットで楽しい思い出を振り返りながらぐっすり眠りについた。楽しかった。

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