もう...意識が薄れてきた。
もう皆とは一緒に居られなくなった。
遠くでみんなの声が聞こえる。
それもずっと私を呼んでる。
もう無理なんだ...なのに、諦めないんだ。
愛されてて良かった。
この日は主様にとっての命日となった。
朝から警報が鳴り響き、森へと駆け出した。
だが、そこに居たのは知能天使だったのだ。
執事全員を呼び出し、全力でかかった。
そして、まさかの知能天使の羽を全て狩ることに成功。
他の天使はもがきながら消えていったのだった。
そう。つまり天使撲滅に成功したのだった。
これで終わったのなら何よりだったのだ。
だが、徐々に主様の体にヒビが。
徐々に亀裂が入り、身体中に激痛が走った。
私はその場に倒れ込むしかなかった。
薄れた視界の中で見えたのは泣き叫ぶ執事たちと、
遠くで微笑んでいる天使...いや、ベリアンだけ。
そして後々、ベリアンの体も崩れ塵となって消えた。
天使撲滅に成功した以上、主様がいる意味はないのだ。
最後に泣きながら皆と別れを告げた。
あぁ...そういえば...ベリアルって言う堕天使いたよな..
その言葉と共に日記は命日の前日で止まってしまったのだった。ずっと描き続けていた日記は、担当執事であったボスキがギュッとずっと握っているそうだ。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。