毎回言ってるけど、月日が過ぎるのはとてもはやくてあっという間に高校1年生が終わろうとしている
そして新たな一歩に踏み出す人が1人…
今日は辰哉くんの卒業式だ…
慧成の校門の前で辰哉くんと在校生として卒業式に出てた佐久間と合流
次は大学生になるんだぁ、あの憧れの世界に入っていけるのかぁ、カッコいいな…
突然佐久間が急に黙り込んだ…
いつもだったら俺が止めるまで言い合いしてるくせに、どうしたんだ??
大学生になったら忙しくて会える機会減っちゃうかな、寂しい…
でも、辰哉くんと出会えて良かったほんとに
そろそろ学校出るわっていうことになって2人でトボトボ歩く…
謎のこの沈黙が…なんか気まずい……笑
最初に口を開いたのは辰哉くん、
どんどんこの話引きずっていっちゃってもう2年生になっちゃうよ…笑
でも、あれからそんな大したこと起こってないし…
別にまだだいじょう……
今にでも泣きそうな辰哉くん、
いつも優しく話して俺に寄り添ってくれるのに、今はとても怖い…
でも心配してくれてる、だからあえてきつく言ってくれてるんだって
ちゃんと…ちゃんと言わないと……
って俺はあの時覚悟してたのに
言おうとしてたのにそのすぐに、
『余命宣告』を告げられるなんて思ってもいなかった
辰哉くんの言う通り、手遅れになる前に決断するべきだったんだ……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。