前の話
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わたしはあるものを買いに
商店街に来た
普通に歩いててもつまんないし、 煩い
だから
イヤホンを付け、 推しの配信を見ながら歩いてた
人混みの中を暫く歩く 、 場所はどこか と、目線をあげると
男の人がスマホをいじりながらこっちに向かってきた
このまま避けないとぶつかってしまう ..
そう考えていても、思うように動かない 、 すると
避けることができずぶつかってしまった 、
本当は立ち止まって謝りたい
でも 進まないと私のせいで止まってしまう だから 、 謝らず 、 見向きもせず進もうとした 。
返事をすると、すぐに腕を引っ張られた
咄嗟の事でもちろん吃驚する
彼は何も言わないまま腕を引っ張り歩き続ける
すると 、 人通りの少ない路地裏に連れて行かれた
ここで何かされるのだろうか もしかしたら 殴られたり 、 蹴られたり 、 もしかしたら警察に言われるかも?
なんて想像して不安が込み上げてくる 。
暫くすると立ち止まり 彼が口を開いた
全ての言葉に苦笑いが付くぐらい気まずい
別にどっちが悪いという訳でもないし ..
この空間から出れる方法にしか頭がなかった 。
頭の中が ? だらけ
普通そんな事誰も言わないし 、 こんなに明るいのもなんか気味が悪い。
だけど 、 歩きスマホをしていた自分が悪いし 何も言えない 。
こんな人と居たらとても疲れそうだ 。
悪気が無さそうな気もするし .. (
しかも 服装よ、服装 周りからみたら不審者にしかみえない。
正直こんな人の隣で歩きたくないな 〜〜
︎ ︎❤ ⌒ 2
↴
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!