私たちは最初の4つの分かれ道の所へ戻って来ていた。
左の道の先には今度は、黄色の橋と橋の横には蒲公英色橋と書かれた看板があった。
橋の真ん中に来ると、橋の下に羊や鹿などの動物が沢山いた。
今度は一緒に橋を渡りきると、黄色の大きな門があり潜り抜けると廃工場があった。
でも、扉には鎖が沢山巻かれており近寄るなオーラを出していた。
私は窓枠を見つけて、若葉くんと入った。
中に入ると、暗くて何も見えなかった。けれど、コウモリの声やホコリの匂いがした。
ホラー映画やお化け屋敷は大好きだけど、現実になると少し怖いかも…。
突然私の横でガガガガと大きい音がした。
急に若葉くんに口を手で塞がれた。私たちは机の下に隠れた。謎の光とともに誰かが近づいて来た。
そう言ってある男性が懐中電灯を持って、私たちが隠れている机の下を覗いてきた。
若葉くんに体を揺さぶられて起きると、オレンジ色のウルフの髪型をした男性と若葉くんがいた。その男性は素敵な黄色の袴を着ていて、手に指輪をつけている。
そう言って手押し台車を押して来た楓和さん。手押し台車には中くらいのガラスケースが乗っている。
そのガラスケースに近づき、よく中を見てみる。そこには、灰色のドロドロしたスライムがいた。そのスライムは目が4つついており口は無い。そしてそのスライムは「キェー!」と鳴いた。
全身トゲトゲの怪物や羽が生えたよく分からない怪物まで……楓和さんは次々に私たちに作品を紹介する。
楓和さんは直ぐに、机の上にあった黄色のビー玉を手に取り若葉くんに渡した。
私たちは、楓和さんの工場を後にした。















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。