第4話

第4話 黄色のビー玉
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2024/09/29 11:04 更新
私たちは最初の4つの分かれ道の所へ戻って来ていた。
柊音々
柊音々
なんか思ったよりも、早くビー玉貰えたね。
若葉(白狐)
若葉(白狐)
この調子で早くビー玉を貰えればいいんだけど、、次は左の道に行こう。黄色のビー玉の持ち主のところへ!
左の道の先には今度は、黄色の橋と橋の横には蒲公英色橋と書かれた看板があった。
柊音々
柊音々
立派な橋だけど、これは…なんて読むの?
若葉(白狐)
若葉(白狐)
蒲公英色橋(たんぽぽばし)だよ。
柊音々
柊音々
(可愛い名前…。)
橋の真ん中に来ると、橋の下に羊や鹿などの動物が沢山いた。
柊音々
柊音々
うわ…凄い!
若葉(白狐)
若葉(白狐)
黄色のビー玉の持ち主はね、動物大好きの変人なんだ。
柊音々
柊音々
それ大丈夫かな……。
今度は一緒に橋を渡りきると、黄色の大きな門があり潜り抜けると廃工場があった。
柊音々
柊音々
場所は……ここで合ってるよね?
若葉(白狐)
若葉(白狐)
合ってるよ、早速中に入ろうか!
でも、扉には鎖が沢山巻かれており近寄るなオーラを出していた。
柊音々
柊音々
ここは通れなさそうだね……。他に入れる場所は……。
若葉(白狐)
若葉(白狐)
実は、黄色のビー玉の持ち主には会うのは5年ぶりなんだ。もうずっとこの廃工場で籠ってるみたいで、なんか心配になってきたかも。
私は窓枠を見つけて、若葉くんと入った。
中に入ると、暗くて何も見えなかった。けれど、コウモリの声やホコリの匂いがした。
柊音々
柊音々
なんかホラー映画みたい。
ホラー映画やお化け屋敷は大好きだけど、現実になると少し怖いかも…。
若葉(白狐)
若葉(白狐)
暗いから足元気をつけて、変な紫の液体とかあるから。
突然私の横でガガガガと大きい音がした。
柊音々
柊音々
……!?
若葉(白狐)
若葉(白狐)
…大丈夫だよ、機械だよ。
若葉(白狐)
若葉(白狐)
…………待って、誰かの足音がする。この机の下に隠れよう。
急に若葉くんに口を手で塞がれた。私たちは机の下に隠れた。謎の光とともに誰かが近づいて来た。
楓和
楓和
誰ですか…?
そう言ってある男性が懐中電灯を持って、私たちが隠れている机の下を覗いてきた。
柊音々
柊音々
……!?
若葉(白狐)
若葉(白狐)
……誰かと思えば楓和か。驚かさないでよ。
楓和
楓和
…?別に驚かしてませんけどね、でも何でここにいるんですか?
若葉(白狐)
若葉(白狐)
実は、ちょっとお願いをしに来たんだ。
楓和
楓和
はぁ…何ですか?それにその方は?
若葉(白狐)
若葉(白狐)
あーあ…君のせいで音々ちゃんが気絶しちゃってるし、今起こすから待ってて。それと暗いから電気つけて。
若葉(白狐)
若葉(白狐)
音々ちゃんー、起きて!
若葉くんに体を揺さぶられて起きると、オレンジ色のウルフの髪型をした男性と若葉くんがいた。その男性は素敵な黄色の袴を着ていて、手に指輪をつけている。
柊音々
柊音々
ご、ごめん。もしかして寝てた?
若葉(白狐)
若葉(白狐)
気絶してただけだよ、良かった。音々ちゃんこの人は楓和(ふうわ)さっき話してた動物大好きの変人だよ。
柊音々
柊音々
私、柊音々って言います。楓和さんはここで何かしている方なんですか?
楓和
楓和
変人っていうのは前言撤回して欲しいですね。
楓和
楓和
吾輩はここで実験したり、機械いじったり、動物育ててたりまぁ色々好きな事して生きてます。
楓和
楓和
動物は実験には使ってはないので安心して下さい。
若葉(白狐)
若葉(白狐)
お願い聞いてもらう前に折角だからさ、何か1つ見せてよ。
柊音々
柊音々
(見ても後悔しないかな?)
楓和
楓和
……分かりました。そうですね、アレ見ます?昨日徹夜して作ったんですけど……。
そう言って手押し台車を押して来た楓和さん。手押し台車には中くらいのガラスケースが乗っている。
柊音々
柊音々
このガラスケースは何ですか?中に何かいるみたいですけど、、。
そのガラスケースに近づき、よく中を見てみる。そこには、灰色のドロドロしたスライムがいた。そのスライムは目が4つついており口は無い。そしてそのスライムは「キェー!」と鳴いた。
若葉(白狐)
若葉(白狐)
な、何これ…。
楓和
楓和
音々殿が驚くのはしょうがないとして、若葉殿。何故貴方が驚くんですか?吾輩の作品を何回も見たことがありますよね?
若葉(白狐)
若葉(白狐)
…それはそうだけど、5年振りに見るんだよ?久しぶり過ぎてちょっとびっくりしたよ。
楓和
楓和
まだまだありますよ、これも見て下さい。
全身トゲトゲの怪物や羽が生えたよく分からない怪物まで……楓和さんは次々に私たちに作品を紹介する。
若葉(白狐)
若葉(白狐)
楓和…そろそろお願い聞いてもらってもいい?
楓和
楓和
…すみません、どうぞ。
若葉(白狐)
若葉(白狐)
黄色のビー玉が欲しいんだよね……。
楓和さんは直ぐに、机の上にあった黄色のビー玉を手に取り若葉くんに渡した。
若葉(白狐)
若葉(白狐)
…早いね、小鈴は1回断ったのに。
楓和
楓和
あの人ならそうでしょうね。まさか音々殿が被食者だっとは、、、。
楓和
楓和
ビー玉に関しては、ガシャドクロ様を裏切る形になりますが若葉殿の方が色々とお世話になってますし恩返しだと思って下さい。
若葉(白狐)
若葉(白狐)
こんな大切なビー玉をどこかにしまわずに机に置いておくだけだなんて、それをするのは君だけだよ。……ビー玉ありがとう。
柊音々
柊音々
…ありがとうございます!
楓和
楓和
…バレないように頑張って下さい。でも、青色のビー玉を貰うのは難しそうですがね。
柊音々
柊音々
若葉(白狐)
若葉(白狐)
それじゃあね、音々ちゃん行こっか。
私たちは、楓和さんの工場を後にした。

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