第3話

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2026/08/01 15:00 更新
医者
こんにちは、本日はどのようなご用件でございますでしょうか?
医者が正座をして美波湖と碧威に問いかけます。
峯岸 碧威(ミネギシ アオイ)
お嬢様の件なのですが
峯岸 碧威(ミネギシ アオイ)
最近、何度も食事をしても段々痩せていくんです
峯岸 碧威(ミネギシ アオイ)
前まではこんなこと一切無くて…
医者は眉間に皺を寄せ、なるほどと呟きました。
医者は鞄から器具を取り出しながら口を開きます。
医者
食べたら食べた分だけ痩せるような形ですか?
峯岸 碧威(ミネギシ アオイ)
はい、そのように見えます
医者はうーん…と困っているような声を出しました。
医者
…では美波湖様、聴診器を当てさせていただきますので両手を横に伸ばしていただけますか?
赤我部 美波湖(アカカベミナコ)
はい
美波湖は素直に返事をします。
医者
失礼いたします
医者は美波湖の胸付近に聴診器を当てます。
そして医者が眉間に皺を寄せました。
俺はもしかして何か異常が見つかったのかと思い、少し冷や汗をかきます。
医者
では、聴診法は終了いたします
それを聞いた美波湖は腕を元に戻します。
聴診器を片付けた医者は、診察書のようなものに何かを書き留めます。
碧威の視野にそれが映ります。
記されていた内容は『リア常異々少』。
それを見た碧威は少し目を見開きました。
医者
次に触診をさせていただきます
医者
着物は着られたままで大丈夫ですので、腕などを触らせていただく診察となります
分かりました、と美波湖が頷きながら言います。
医者
続いて失礼いたします
そう言った医者は触診を開始しました。
2分ほど触診を終えた医者は再び診察書のようなものに文字を記します。
また碧威の視野に映ります。
内容は『病ノラカ臓心』。
碧威は記された内容を心の中で反芻します。
心臓からの…病…。
俺は真っ先にお母様の遺伝ではないかと考えました。
そして医者は再び筆を動かします。
その内容は『カウロダイナハデ因原ガ事食』。
碧威は再び文字を心の中で反芻します。
食事が原因…?食事の多くの役割を担っているのは碧威です。
ですが一つだけ例外があります。
それは食料調達です。
碧威に非があるか、別の人に非があるかはまだ分かりません。
筆と診察書を片付けた医者が口を開きます。
医者
これで診察は終了いたしましたので、結果を報告させていただきます。
医者は真剣な表情で結果を告げていきます。
医者
まず結論を言わせていただきますと、美波湖様は食事が原因の心臓からの病です
赤我部 美波湖(アカカベミナコ)
食事…?
美波湖は頭に疑問を敷き詰めたような表情をしています。
そして医者は数分ほどその病の詳細について説明しました。
医者
そして…わたくしの方から美波湖様のご両親にお伝えした方がよろしいのでしょうか?
その言葉を聞いた美波湖と碧威は顔を見合わせました。
峯岸 碧威(ミネギシ アオイ)
いえ、この診察結果は俺から報告した方が良いと思います
医者
左様でございますか
そう言った医者は荷物を持って立ち上がりました。
医者
では、わたくしの役目はこれにて終了ですね
医者はそう言いながら深々と礼をしました。
それを見た美波湖と碧威は慌てて立ち上がってありがとうございました、と同時に礼をしました。
そして医者は屋敷から姿を消しました。
2人は美波湖の部屋へと戻りました。

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