医者が正座をして美波湖と碧威に問いかけます。
医者は眉間に皺を寄せ、なるほどと呟きました。
医者は鞄から器具を取り出しながら口を開きます。
医者はうーん…と困っているような声を出しました。
美波湖は素直に返事をします。
医者は美波湖の胸付近に聴診器を当てます。
そして医者が眉間に皺を寄せました。
俺はもしかして何か異常が見つかったのかと思い、少し冷や汗をかきます。
それを聞いた美波湖は腕を元に戻します。
聴診器を片付けた医者は、診察書のようなものに何かを書き留めます。
碧威の視野にそれが映ります。
記されていた内容は『リア常異々少』。
それを見た碧威は少し目を見開きました。
分かりました、と美波湖が頷きながら言います。
そう言った医者は触診を開始しました。
2分ほど触診を終えた医者は再び診察書のようなものに文字を記します。
また碧威の視野に映ります。
内容は『病ノラカ臓心』。
碧威は記された内容を心の中で反芻します。
心臓からの…病…。
俺は真っ先にお母様の遺伝ではないかと考えました。
そして医者は再び筆を動かします。
その内容は『カウロダイナハデ因原ガ事食』。
碧威は再び文字を心の中で反芻します。
食事が原因…?食事の多くの役割を担っているのは碧威です。
ですが一つだけ例外があります。
それは食料調達です。
碧威に非があるか、別の人に非があるかはまだ分かりません。
筆と診察書を片付けた医者が口を開きます。
医者は真剣な表情で結果を告げていきます。
美波湖は頭に疑問を敷き詰めたような表情をしています。
そして医者は数分ほどその病の詳細について説明しました。
その言葉を聞いた美波湖と碧威は顔を見合わせました。
そう言った医者は荷物を持って立ち上がりました。
医者はそう言いながら深々と礼をしました。
それを見た美波湖と碧威は慌てて立ち上がってありがとうございました、と同時に礼をしました。
そして医者は屋敷から姿を消しました。
2人は美波湖の部屋へと戻りました。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!