やってしまった…
私は本当に、何をやっているのだろうか…
朝、目を開けるといつも通りの天井。
そこまではいつも通りだ。
でも、手から感じる人の温かさ。
ゴツゴツとして骨ばった男の人らしい手。
横を向きたいけど、変に緊張して見れない…
慎太郎さんが私の頬に手を滑らせて
唇が静かに重なった昨日の夜。
その後……
思い返して行くと、
恥ずかしい事実が脳内で待っていた。
そう、私は慎太郎さんと……
私は楽な体制になる為、横を向く。
でも、その横には
綺麗な寝顔で、スヤスヤ寝ている慎太郎さんの顔が。
私は、無意識に慎太郎さんの頬へ手をやる。
少し、羨ましいと思ったが
我に返り手をしまった。
私の脳内に、とある言葉が蘇る
この言葉は、一生私の心を鎖で閉じ込めるだろう。
している最中だから、きっとこの言葉が出たんだろう
そう思うことにしているが、
前の出来事から、本気にしてしまう私がいる。
私は彼の手に力を込める。
そう心の中で呟いた。
目を覚まして、目を擦る慎太郎さん。
いつもとは異なりポケェ~っとしてるから
とてつもなく可愛くて仕方がない。
毎度思うが、慎太郎さんからの呼び捨ては
心臓に本当に悪いと思う。
何回も呼ばれているはずが全くなれはい。
改めて、私達は一線を超えていることに
気付かされた。
笑われてしまった…
ちょっとだけ文句を言ってやりたいけど、
そんな顔で言われたら何も言えなくなってしまう…
私は、慎太郎さんに弱い。
だって、
キスをされそうになっているのに
何ひとつ抵抗出来ないんだもん…
いや、抵抗しようと思わない…
この高翼する気持ちを抑えろ、って言われる方が
とてつもなく難しいことだと、私は思う。
相手の事を『大好き』?『愛してる』?
A 愛してる
A 愛してる
それをちゃんと伝えなくていいんですか?
A 伝えたいんですがね(笑
A …無理だよ












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。