カラスside
「可愛い」、ただそう思った
別に、母さんが勧めたから友達になった訳じゃない。
初めてだった。自分から友達を作ろうなんて
そのぐらいだったはずなのに…今となってはなんでいきなり求婚したんだろう
君が大好きだと自覚したのは、君がいなくなった後だった
でも、僕はゲームも同じくらい好きだ。
あなたと再会したら、ゲームが疎かになるかもしれない
そう思っても、忘れられない
どっちも欲しがる僕は、欲張りだろうか
そんなある日、君がいた
僕だって、気づいてるのかな?
ポロッと何かが落ちた
まだ、僕のことを忘れてないんだね
だから、また明日も君に会おう
どちらかを捨てる覚悟が
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。