第3話

届かない君だけど
150
2019/03/03 08:54
ピピピッ!ピピピッ!
「はぁー」
学校の日は心がしんどい。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

2月4日(月曜日)

起きなきゃな
朝ごはん食べて
歯を磨いて
着替えて
そう、いつもと同じ朝

「行ってきまーす」

「行ってらっしゃ~い」


私は学校が遠いから自転車で登校してる
まぁ、楽だからいいけど


(学校)

「おはよう☀」

「あなたおはよう☀」



学校は2割楽しいけど8割りめんどくさい
私は部活には入っていない
部活で運動するより
勉強ができた方がいい
というか、才能がないのだから仕方がない

学校では、友達が沢山いる
別に友達が居ないから学校が楽しくない訳では無い
いじめられてる訳でもない
恋バナしたりはしゃいだり
楽しいことも無い訳では無い


6時間目が終わって
自転車を押しながら帰った。
そしていつもの場所に行った
昨日借りた本を読んだ
そして君を待った
何故か君が来る確信をしていた


「よ。あなた」

「よ。大和」

今日も大和の学校の話をした。
喋っていたら大和はモテモテで
それも、中心的な女子にモテているという
心のどこかで落ち込んでいた

「帰ろっか」

「うん」

自転車を押して一緒に交差点まで行って

「じゃね。大和」

「うん。」









私のいつもと同じ日常をかえてくれたのは君だった
届かない君だけど「恋をしている」
そうきずくのは近いとわかっていた

プリ小説オーディオドラマ