雨に濡れないように…
北斗が傘をさしてくれている
大きな雨粒が北斗の髪の毛を濡らしていく
雨に濡れても、こんな時でもいつもの北斗
そう言うと、ふわっと頭を撫でてくれた…
この温かい手を、ワタシは覚えてる…
雨で濡れて冷たいはずなのに、この温もり…
もしかして…あの日の…
まっすぐ、北斗をみた
北斗は「当然だろ?」という顔をして
そう優しく微笑むから…
一歩、近づいて…
ワタシは北斗の手を包むように傘の柄を持って
2人、くっついて傘の中に…
片手でさらに抱き寄せた
西園寺家の墓石の方向に視線を送る
お墓から2人を隠すように傘を傾けた
パパとママに見えないところで…
優しいKissをした…
雨は、いつの間にかやんでいた
ワタシはまた墓石の前で手を合わせ
そう言葉にしたら…
後ろに控えていた北斗が手を合わせて
深く一礼をしていた
帰りのハイヤーで訊ねてみた
優しい声のトーン…胸に響く
胸につかえてた何かが…溢れてくる
意地悪な顔して微笑む
泣き止むまでずっと…
頭を撫でてくれていた…
北斗の優しさは、あの日と一緒だった
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+*
お話の辻褄が合うように
何度も何度も書き直ししていますが、
多少の矛盾は目を瞑ってね、笑
そろそろ、ゴールが見えてきました
(たぶん、きっと、おそらく…笑)
だけど、一筋縄ではいかないから
楽しみに待っててね
(自分でハードル上げてしまい
自分で自分の首を苦しめる負のループ発言、笑)
じゃあまた書くから
待っててね
らびゅ〜(*>З<)💕ブチュゥ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。