「当たり前だった日常は、突然に終りが来る」 とか、良く言うよねぇ〜。一寸ポエミーでキモいけど、過去を振り返ると、本当だなって思う時がある。
例えば……
〜色々あって11月〜
やっほぉ〜。11月になってつい昨日、上山先生とか言う鬼とリアルデスゲームをしたあなただぉ(真顔)
今日も今日とて朝から屋上でゴロゴロしてます。最近、寒い時期になって来たので屋上に行く時に使う階段の踊り場に避難しようかと思い始めてます。
プrrrrrrrrr、プrrrrrrr
もしもしー
『やぁ、あなた君。久しぶりだね』
うわロリコn((
『((何故君が其の事を知っている?』
太厶が教えてくれました
『太宰君…』
で、何の用ですか?
『あぁ、えっとね〜。最近太宰君、君所に来てるかい?』
さも当たり前かの様に来ますね
『あはは(苦笑い)そうかい。実は、其の事についてなんだが、つい最近桜木家との契約が正式に解除されたんだ。其れで太宰君は君の居る学校にもう用は無いんだ。だから今日とか明日とか太宰君があなた君の所に来たら、マフィアに戻って来るよう、言ってくれないかい?』
別に良いですけど…。桜木家絶滅したのにまだ正式に解除されてなかったんですか?
『あぁ、色々と細工がされていたみたいでね。少し大変だったよ』
はぇ〜。分かりました。
流石に仕事はしなきゃですもんね
『そうなんだよね〜。最近サボり気味なのだよ…。』
何か、すいません。
『否、気にしなくて良いよ。此方こそいつも太宰君の面倒見てくれて有難うね』
いえいえ。では失礼しまーす
『はーい』
プーップーッ
全く…。あのサボり魔め
誰がサボり魔だって?
うわキッッショ!!いつから居たの!?
流石に傷付くんだけど…
ごめん。吃驚してつい…。
で、いつから居たの?
森さんから電話が掛かってくる所
随分と序盤だなぁ!?
なら分かってると思うけど、マフィアに戻って下さい
そんな事言わないでよぉ〜
このサボり魔めッッ!!義務をこなせ!!
未成年に税金納めさせようとしないで!?
そもそもマフィアって税金払うの?
さぁ?
君だって義務をこなして無いじゃないか!!
勉強させるのが親の義務で、勉強するのは私の権利よッッッッ!!
まぁまぁそう言う事なんで戻って下さいよ
こんなに一緒に居たのに君は寂しくないの?
言うて1ヶ月とかじゃん
何?太厶は寂しいの?
別にそんなんじゃないし
まぁでも、一寸寂しいかもね〜
ふ〜ん
何だよ
まぁ僕も戻ったら仕事が忙しくなるだろうからね
そうなるまで何してたんだよ
其れは〜、まぁ…必要最低限の仕事?
馬鹿かよ
君には言われたく無いね
其れは、ごめん…
……
どうかした?
はぁ〜
え?人の顔見てため息ってちょー失礼じゃね
しょうが無いでしょ。呆れちゃったんだから
ド突き回すよ?
そんな僕と別れるのが寂しい君に、一つ。
良い約束をしよう。
何?しょうも無かったら殴るよ?
はぁ〜
煩いなぁ、最後まで聞いてよ
はい
君が高校卒業出来たら、僕が迎えに行ってあげる
え?告白?プロポーズ?
ごめんなさいッッ!!
違うって、勝手に振らないで呉れる?
じゃあ?
其の儘の意味だよ…。
君が頑張って勉強して、高校卒業出来たらまた一緒に居てあげる。
だから其れがプロポーz((
((煩い。
はい。
まぁ、分かった。
約束だよ?
良いから提案したんじゃないか
はいはい。と適当に太厶の言葉を躱しながら指切りをした。
態々こんな事しなくても良いのに…
煩い
…。私、頑張るから。
約束破ったら腹パンね
其れは、とても破れそうに無いね
でしょ?
じゃあ、僕、戻るから。
楽しみにてるよ
あなた
〜っ!!
うん
バタン
その言葉を最後に太厶は屋上から出て行った。
連絡先、聞いておけば良かった…
……………
まぁいっか
何故かそう思ってしまった。何故そう思ったのか…。人間は不思議だ。
けど、あの人なら。太宰治と言う男なら、私が何処に居ても分かるんじゃないか。
そんな気がした。だから良いと思った。
すでに冷たく吹き付ける11月の風は、心做しか少し、温かかった気がする。
END
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