変わらないねクリスタル君!とイレイザーヘッドの捕縛布の間から顔を覗かせる。根津校長のお気に入りのクリスタル、正直に言ってしまえば彼女はお気に入りだから選ばれたのでは無い。
ただ、他よりも強いから。
イカレてんな、と前回のヒーローチャートの時のことを思い出す。前回はプロデビューしたばかりで知名度があまり無かったことと、家族の為に発言が原因で惜しくもトップ10入を逃したヒーロー。だから実力が下って訳じゃない。
ガラ、ゴト…瓦礫の中から彼等を探す。
丁度瓦礫と瓦礫の間に居たようで全く怪我無し、声を掛けたが下を向いたまま返事が返ってこないので戦意喪失したかな?と思い足を瓦礫の中に進めた。
いきなり、立ち上がったかと思い気や目の前で爆風が上がる。今思えば爆豪君が居なかったなあ、なんて考えながら黒煙越しに緑谷の姿を見つめる。そっか、忘れてた。
パキ、パキパキパキ。鍛え上げられた練度。
何処からか生えてきた結晶が二人の動きを封じた。
緑谷の手の平にし事前に配布されていた手錠、クリスタルは薄くなった黒煙の中その存在に気づきすぐさま二人を拘束したのだ。
こんなに硬いんだ、ビクともしない!と目を輝かせてる緑谷に爆豪が「何感心してんだ!アァ"!?」と罵声を飛ばす。それを聞いてクリスタルはふふ、と口に手を当てる。
にこにこ笑うクリスタルと、また結晶から抜け出そうとする爆豪の合間に立ち腕を広げるプレゼント・マイク。その後ろには他教師達も来ていた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!