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第5話

PENTAGON
141
2022/11/19 12:41
 最近遠くから見ていた君が

 今までより近く見えて

 ずっと気になっていた。
 だから、この気持ちを

 ''好き''

 って言葉に変えて
 伝えようとしたんだ。
 でも告白ってあんまり上手くいかないもの。
 だから喉の奥に詰まっちゃう。
 君の性格のどこを切り取っても、

 清純で綺麗な君。

 その性格が変わっていませんように。
 やっぱり好きって言おうとするけど、
 遠ざかっちゃうの!

 「僕はダメな人間だな…」

 その時に隣を見るだけでも

 心が揺れた。
 君の気持ちによりそうほど、

 僕の気持ちは甘く、

 やっぱ、僕から言うのが正解みたい。
 わかってたけど、

 恋に落ちると

 どんなお仕事よりも大変

 どんな日常でも大変。

 だけどそれを

 簡単に想像できるのは

 「非リアだけだよ…💦」

 また、僕も知らない

 僕の口から出てくる言葉。
 恋に落ちてるのは知ってのこと。

 でも好きがやっぱり言えないよ。


 好きだから、傷つけたくないんだ。
 君の笑った顔は

 世界一可愛い。

 僕の心が

 動き続けて、止まらない。

 脈動が早くなっていく瞬間
 動けなくなるまでの

 表情
 少し冷めた

 表情だって

 僕に1回も向けてくれなくて、

 やっぱり特別は

 僕?
 好きって2文字が言えなくて、

 もどかしい距離
 僕も大好きだけど君は僕のこと好き?

 ノートにそんなことを書いていると、

 突然君からの電話。

 今度こそ…







 「僕たち付き合ったの?」

 『そうだよ笑』

 「あんまり実感無い…」

 『もう1回付き合ってみる?』

 「何回付き合うの!」

 『10回でも、30回でも』

 
 そして、まだ慣れない手繋ぎも

 そっと君の手を優しく包むように

 握った。
 僕の夢はもう叶った。

 君と付き合えた

 付き合うって言っても、

 偏見とか外見とか

 僕達は全然気にしない。
 今生きてることが
 

 幸せと感じるのなら、


 好きって感情も

 思い通りのまま。

 誰がなんと言おうと、

 「なんか用?」

 って言うもの

 関係なんて、

 僕たちには軽い言葉。
 そこまで陰口を言って噂するくらいの人は

 ストーカーだよ。







 「言いたいことがある。」

 『どうしたの?』

 「……………愛してる。」

 『ふふっ(*´∇`*)、私も』

 
 人の話を聞いてる場合じゃないでしょ!

 僕達は、僕が、

 恋をして、

 好きな子に感情を

 伝えただけ。

 「ねぇ、僕達もっと青春しようよ」

 『だね✌️(*^^*)✌️』








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