イナズマジャパンに入ることとなった私は、まず、つくしさんに部屋案内してもらった。
つくしさんは一つ一つの部屋を丁寧に解説してくれる。
そして、食堂やトレーニングルーム、シャワー室や監督の部屋など、様々なところを案内してもらった。
するとつくしさんが急に大声を出した
つくしさんはそう言った途端私の手を取って走り出した。
☆
つくしさんに連れてこられたのは、沢山の部屋が並んでいる廊下。
つくしさんはゼエゼエ言いながら解説してくれた。
なるほど・・・ここで寝泊まりするんだ・・・
つくしさんの指が差しているのは、他の部屋と色が違う、水色のドア。
男子と二人で寝泊まりするのは、ちょっと・・・と、言うことで、一人部屋にしてくれたそうだ。
ドアを開けると、質素なベッドと机、そしてクローゼット。
いたってシンプルな部屋だった。
するとつくしさんが急にクローゼットを開けた。
そしてあるものを取り出し、あなたに渡してきた。
さらにつくしさんはスポーツするときは髪の毛を束ねたほうがいい、とヘアゴムをくれた。
早速縛って、試着してみる。
____数十分経って、試着できたので、部屋の外に待っているつくしさんにお披露目しに言った。
するとつくしさんがこんなことを訪ねてきた。
つくしがゆびさしたのはあなたがつけている、小瓶状のネックレスだった。
あなたも首を傾げながらこう言った。
このペンダントを取ると、何か不吉なことが起きそうで・・・
つくしさんも大して気に留めてないようだ。
すると手首をまた掴まれた。
私はつくしさんに手を引かれていった
こうして私のイナズマジャパンでの日々は始まった。
____定められた運命への道のりを。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。