おんりーside
門番は気まずそうに理由を説明した。
神様にも給料とかあるんだ…
ぼんさんが殴りかかろうとしたが、おらふくんと抑え込む。
おらふくんがぼんさんの両足を地面を氷でくっつけ、俺はぼんさんの腕に手錠をはめる。
悪夢によって殺された何百人もの命と、
たった数日の、俺たちの夢の記憶。
天秤にかけるまでもない選択だ。
だけど、ここで得たものは多いし、忘れたくないこともたくさんある。
もちろん、大変なことも、嫌になることもあったけど、楽しかったこともあった。
やっぱり、忘れたくない。
時間を巻き戻して、記憶を失わない方法はないのだろうか。
そういうドズルさんの表情は、とても、今まで見たことがないくらい深く沈んでいるように見えた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!