第2話

Chapter1,#1
63
2026/02/24 09:05 更新
目が覚めた
家のベッドの上だった




コンコン





月島 紗優
月島 紗優
優信ー、朝よ!起きてー!!
月島 優信
月島 優信
あ、うん
俺はさっきまで幸輝がつくった世界にいたはず…
…そうだ、今は何年だ?
机の上に置いてある卓上カレンダーに目を向ける
2015年…?
月島 優信
月島 優信
時が、戻ってる!?
俺は、昨日まで…ついさっきまで…





部屋の中を見て気づいた
壁掛け時計がやけに高い位置にある
いや、俺が小さくなってるんだ…
2015年ということは…俺は3歳か…
…なら演技の時間だな
幼児を演じないと、母さんに不審がられる




紗羅を起こしに行かないと






月島 優信
月島 優信
紗羅〜!朝だよ〜!!
…返事がない
月島 優信
月島 優信
入るからな?
ガチャ
…紗羅がいない



月島 優信
月島 優信
母さん!!紗羅がいない!
月島 紗優
月島 紗優
…?
月島 紗優
月島 紗優
優信たら、何言ってるのよ〜
月島信幸
月島信幸
お兄ちゃんになるのが楽しみなんだもんな〜!
月島 優信
月島 優信
と、父さん!?
月島信幸
月島信幸
なんだよ、バケモノを見たような反応して
月島信幸
月島信幸
悪い夢でも見たのか〜?
…そうか、2015年
俺は3歳、紗羅とは3歳差
まだ、生まれてないのか…
月島信幸
月島信幸
紗優、体調はどうだ?
月島 紗優
月島 紗優
今日は元気よ。
月島信幸
月島信幸
ならよかった
月島信幸
月島信幸
俺は仕事に行ってくる
月島信幸
月島信幸
優信〜!いい子にしてるんだぞ〜?
月島 優信
月島 優信
わかった
月島 紗優
月島 紗優
行ってらっしゃい!気を付けてね!
月島 紗優
月島 紗優
今日は近くのスーパーにお買い物に行こうか!
月島 優信
月島 優信
うん
…なんか、久しぶりだなこの感覚
月島 紗優
月島 紗優
優信はママによく似てるわね〜、紗羅はどっちに似るのかしら
月島 優信
月島 優信
女の子は父親に似ると幸せになるって言われてるよね
月島 紗優
月島 紗優
ふふ、信幸に似た明るい子に育つかしら
月島 優信
月島 優信
…きっとね
…あぁ、そうだった、俺は母さん似だ
紗羅は父さんによく似てたんだ
月島 紗優
月島 紗優
今日の夕飯は優信の好きなお蕎麦にしましょ
月島 優信
月島 優信
…俺って好みが古いよね
月島 紗優
月島 紗優
そんなことないわよ〜、ママもパパもお蕎麦好きよ?
月島 優信
月島 優信
ならよかった
月島 紗優
月島 紗優
優信は大人っぽくていい子だわ、私達の宝物
月島 優信
月島 優信
ありがとう、嬉しい!
これは、本当に過去の俺なのだろうか
どこか違うパラレルワールドなのではないか



部屋の間取りも家具の位置も、何もかも変わっていない
けれど、何か違う
母さんがもうすぐ出産予定日だからだろうか
俺の背丈の問題だろうか
紗羅がいないからだろうか




どうしても何かが違う気がしてならなかった

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