変わったのはあの日だったからかな
熱くて、でもちょっぴり涼しかった
その日なぜか類が綺麗に見えたの
そこから今も
勝手に目で追う感じだった
でも今はここにいる
…どうしてだろう
だから高校でもひとりぼっち
類にはショー仲間がいる
でも類はいじめにあってた
ボクもショー仲間も知らなかった
だからここでしんちゅうした
フラッシュばっくって言うんだっけ
…懐かしいな
ボクが類に依存させようとしたの
耳を澄ますとちょっとだけ聞こえる
9月のスタート
って類が言ってたみたいだった
そんなことしてる間にも笑ってるナニカがいた
まるで寸劇をしているようにみえたのかな
それとも変人たちが関わり合っていることが面白かったのかな
ボクタチは見世物じゃないのにね
教室の外の空は何であんなに青かったんだろう
そんなの観てる暇もないのに知ってるんだろう
なんでだろう 友達がタスケテくれたからかな
…そっか
類がいなかったらボクの立場はなかったのか
ボクが居なくなるのはさみしいし辛いからかな
うるさい錆びついたものにひかれるまえに
類がボクを指さしているようだった
何を意味してたんだろう
そんなことなんて考えなくてもいいか
目の前に類がいるんだし
End1 たいせつなこと
駄作☆
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!