第8話

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2024/08/08 05:31 更新








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いつも通りの当番の日だったと思う。


北 斗
 じゃあ鍵返してくるんで 
先下行っててください
大 我
 うん ! ありがと 

いつの間にか

駅まで一緒に帰るのがお決まりになっていて。




先輩を待たせてはいけないと足早に階段を下りた

北 斗
 先輩、? 

何時も居る場所に姿が見えなくて

焦った。 一瞬で体が熱くなった。




慌てて外に出たら、

校門に向かって歩く先輩の姿が見えた

北 斗
 っ、待って! ! ! ! 

思わずすごい大声で呼びかけてしまったけど

それくらい焦っていたのだと思う。


振り向いた先輩の表情までは見えなかったから

振り向いてくれたことに安堵はしたけどまだ不安だった

北 斗
 なんっ、なんで先行っちゃうんですかぁ… 

 肩で息をする俺に少し微笑んだかと思えば

夕日を撮ろうと思って、と先輩が呟いた。

北 斗
 あぁ…夕日…… 

……確かに夕日が綺麗で校舎もオレンジ色になっている

じゃあ俺の早とちり、! ? ? いやでも、、


北 斗
 写真撮るの、好きなんですか ? 
大 我
 もんだい。歩いても歩いても
着いてくるものってなーんだ




北 斗
 …ん ? 
 
大 我
 3つ、答えなさい 
北 斗
 え、なぞなぞですか ? ? 
大 我
 3つ ! ! ! 
大 我
 ずっと着いてくるもの ! ! ! 
北 斗
 急だなぁ、笑 

急になぞなぞを出してくる先輩はとても可愛いと思う

北 斗
 3つ…えーと、なんですか… 
大 我
 昼に見えるのと、夜に見えるのと、
ずーっと見えるもの !
大 我
 ヒントはこれだけねっ 

振り返ってきて上目遣いではしゃぐ先輩を目の前に

頭が回るわけもないだろう。


昼……夜…

北 斗
 あー…影、影 ? 
大 我
 うんうん 
北 斗
 夜…あ、月ですね 


大 我
 んふふ、あと一つはね、
俺が大好きなものなの
北 斗
 大好きなものがずっと見えて
ずっと着いてくるんですか ? 笑 笑
 
大 我
 控えめに言って最高だろ 笑 

大 我
 ま、もし着いてこなくなっても
離さないけど

その時初めて少し先輩に闇を感じた。


意外と俺と先輩って、似た者同士なのかもな、





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