右
左
前
後
どこを見ても誰もいない
前は家族やカップルでいっぱいだった道
今は誰も居ないのが当たり前
そんな道を理由も無く歩く
どこへ行っても、何をしても、この世界に笑顔は無い
人々の笑顔を敵から守るために生まれたヒーローだって、もうどうすることも出来ない
俺の実現した夢は、消えた
「【国民全員が恋人を作る】法律が作られてから早2年経ちました
そこで、現在でどのくらいの人が恋人を作っているのか調べてみました」
そんなどうでもいいニュースが流れる
「恋愛機能搭載の人型AI登場!どのくらいの人がAIの恋人を作るのでしょうか!!」
法律のために機械まで使うのか、
爆「、、、どーでもいい」
店員「そこのお兄さーん、ちょっとうち見に来ませんか?」
爆「、あ"?」
知らないうちに繁華街に来ていた
どこだこの店
爆「、、どーでも、、い、い、、」
綺麗
そんな言葉が頭の中で過ぎった
自分でも似合わねー言葉だって思った
でも、AIが1番ショーケースに並んでいるもので1番綺麗だった
整った顔立ちで、少し微笑んでいる
でも、少し悲しそうな雰囲気をしている
爆「おい、」
店員「なんでしょうか?」
爆「あの真ん中のAI、買う」
店員「そうですか!、かしこまりました」
そう言って店に入っていく
必要な事項を書いていく
店員「どこに惚れたんですか?」
爆「あ?」
店員「あのAIですよ」
別に惚れたわけじゃない
でも、あれが他のところに行くのは、嫌だった
爆「別に、」
店員「そうですか、では2週間後お送りしますね」
爆「ん、、」
俺がAIを買ったのは法律を破らないため
周りと同じ理由で気持ちに蓋をした












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。