足が、地面に着いた瞬間。
___嫌な予感がした。
空気が重い。
静かなのに、何かが“多すぎる”
声に出した途端、視界の端が動いた。
一体。
二体。
三体じゃ、きかない。
前からも、横からも、奥からも。
敵が、溢れるように出てくる。
しかも。
空中に、ふわふわと漂う影。
地面を無視して、こちらに寄ってくる。
先輩が即座に前に出た。
短い指示。
私は歯を食いしばって、刀を握り直す。
斬る。
倒す。
でも、終わらない。
次。
また次。
腕が重い。
息が続かない。
浮いてる敵が、上から降ってくる。
避けきれない。
先輩の銃声が響いて、ギリギリで消えた。
初めて聞いた気がする。
先輩の、少しだけ焦った声。
床に、青いソウルが落ちる。
拾う暇もない。
倒しても、倒しても、減らない
返事はない。
でも、先輩は振り返らずに、進み続ける。
その背中を、必死に追う。
後ろに下がったら、飲み込まれる。
立ち止まったら、終わる。
ただ、進むしかなかった。
浮いてる敵が、視界を塞ぐ。
地上の敵が、足元を狙う。
世界が、敵で埋まっていく。
それでも。
先輩は止まらない。
私は、転ばない。
まだ、倒れていない。
それだけで、
このステージを進んでいる気がした。
短い…?ごめんなさいって! by主













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。