前の話
一覧へ
次の話

第6話

夢主の過去④
0
2026/03/21 12:11 更新
(なまえ)
あなた
おじいさまが···進路を変えるってどういう意味?
おじいさま
いきなりそう言っても分からないよな~
そう問うたアタシの疑問をおじいさまは軽く笑いだした。でも、その笑いかたはどこか寂しさも感じさせるようなそんな含みも見えた笑いかただった。
コホンと軽く咳払いをした後に、分厚い唇を開く。
おじいさま
実はあなたのニックネームの家は少すこーし有名な一家での···本当はたくやに継いでほしかったが、私の願望は叶わなかった
本当はお父さんがおじいさまの跡を継ぐ予定だったんだ···。
当たり前なことでも、アタシには次元を越えた話にしか聞こえなかった。
おじいさま
それでなぁ~たくやに子供ができたときは嬉しかった。こんな小さい頃から私の勝手な夢を押し付けられるのは私のエゴだと思ったけど···あなたのニックネームならやってくれそうだと一目で分かった気持がしたんだ
おじいさま
まだ···詳しくは言えないが、もしあなたのニックネームが乗り気なら私に家に来てくれ。今は一次的の退院だからお嬢様の極意やらを叩き込むからな
上半身を起こした後に、アタシの肩をバシバシと力強く叩きはじめた。
おじいさまの口調が好奇心旺盛の少年の話し方をしてたのが、かわいくて可笑しかった。
(なまえ)
あなた
そういうことが···!
正直な話···アタシの志望高校は友達が皆そこに行く理由だけで第一志望と勝手に決めていた。でも、今まで不真面目に勉強をサボっていたアタシにはハードルが高かった。
でも、今から志望校を変えることが本当に可能なら···勉強もそこまでしなくてもいいのでは······!!
(なまえ)
あなた
······うん!アタシ自分の家について知りたいな、その学校に志望校変えようかな
おじいさま
本当かね?
(なまえ)
あなた
おじいさまがやってたこと、もっとアタシに見せてほしいし、教えてほしいなって♪
おじいさま
そうかい、ありがとうあなたのニックネーム!
こうしてアタシは公立高校からお嬢様学校へと志望校を変え、翌日にはおじいさまが住んでいるというお屋敷に居候うすることになった。
今思うと、あの時のアタシが馬鹿すぎる思考だなと疑った。
おじいさまが背負ってた『当主の責任』についてちゃんと向き合っていなかったから。

プリ小説オーディオドラマ